こんにちは。hiroです。
「日本の家庭の家事負担をゼロにする」ことを目標に家事負担を減らす方法を発信しています。
宅配型トランクルームを知っていますか?
宅配型トランクルームとは、宅配を使って自宅の荷物を保管のプロにあずけるサービスです。料金も手頃(320円~)で、宅配を使って荷物を出し入れできるため、部屋を片付ける時にはとても便利なサービスです。
でも、トランクルームと聞くと、以下のような不安がありますよね。
- 保管環境
- 清潔感
- セキュリティ
実際に、国土交通省による調査*1によると、消費者センターに問い合わせがあったトランクルームサービスに関するトラブルには、利用した物品にカビや汚損が生じたり、埃がかぶるなど品質面に関する内容が多いそうです。
今回は、宅配型トランクルームについて詳しく知らない方向けに、荷物を責任もって大切に預かってくれるサービスの見極め方と自分に合ったサービスの選び方を解説します。
一緒に学んで、賢く選びましょう!
*1 国土交通省,「トランクルームサービスの実態に関する調査 2005」,
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/tr-report.pdf,
(最終閲覧日:2023/04/20)
宅配型トランクルームとは?
宅配型トランクルームとは、荷物を自宅から発送し、そのまま保管のプロに大切な荷物を預けることができるサービスです。
一般的なトランクルームとの違いは、荷物の出し入れ方法です。
- 一般的なトランクルーム:自分で荷物の出し入れする
- 宅配型トランクルーム:荷物の出し入れを宅配を使って行う
荷物の出し入れ方法が違うだけで、一般的なトランクルームとは大きく性質が変わります。メリットとデメリットを見ていきましょう。
宅配型トランクルームのメリット
宅配型トランクルームのメリットは、以下の通りです。
リーズナブル:320円〜の値段で利用できます。通常のトランクルームは1部屋などより大きい単位での契約になるため、最低でも数千円/月かかることがほとんどです。
自分で荷物を運ぶ手間がない:通常のトランクルームは自分で荷物の出し入れを行うため、車が必要になります。また立地も厳選する必要があります。
柔軟性が高い:宅配型ではダンボールの箱数で預け入れる量を調整できます。通常のトランクルームは1部屋で足りない場合、2部屋目の契約が必要になります。また、隣の部屋が空いている保証もありません。
契約・解約が簡単:一般的なトランクルームは、審査があったり、鍵の受け渡しがあるなど、家の賃貸契約に近い手間がかかります。宅配型なら、スマホのみで簡単に始められ、解約も簡単です。
保管環境が良い:一般的なトランクルームは、倉庫自体のエアコンがない場合もあります。また、倉庫内の管理は借りた本人が行うことが一般的です。一方、宅配型トランクルームであれば、温度や湿度が管理され、カビなどが生えにくい環境が整っていることがほとんどです。全国から集まる荷物を専門的な設備や人員が整った大きな倉庫で一括して管理しているからこそできることです。
セキュリティが強い:一般的なトランクルームでは、場所が分散していたり、コンテナを活用することも多いため、高いセキュリティは期待できません。宅配型であれば保管している場所も非公表、スタッフしか立ち入れないなどの高いセキュリティが期待できます。これも大きな倉庫で一括管理を行うメリットです。
災害にも強い:専門的な設備が整った倉庫で一括保管するため、当然災害対策がされているサービスがほとんどです。一般的なトランクルームでは、場所が分散しているため災害対策までは、期待しにくいです。
このように宅配を活用し全国から集まる荷物を専門的な設備が整った大きな倉庫で一括管理することで、自宅の物置よりも良い環境で保管できるのに安いのが宅配型トランクルームなのです。
では、デメリットはないのでしょうか?
宅配型トランクルームのデメリット
もちろん宅配を使うことによるデメリットも存在しています。
宅配型トランクルームのデメリットは以下の通りです。
大型の荷物は預けられないことが多い:宅配業者が運びにくい大きな荷物は預けられないことも多いです。また、預けられたとしてもその分保管料が高くなる傾向にあります。
送料がかかってしまう:宅配を使うため、送料がかかります。ただし、サービスによっては、条件を満たせば無料になることもあります。
取り出しが最短でも翌日:宅配型は荷物を預けている倉庫まで自分で行って荷物を出し入れすることが基本的にできません。取り出したいと思っても、自宅に届くのを待たなければなりません。
何を預けたのかがわかりにくい:宅配型は荷物を預けている倉庫に入ることが基本的にできません。セキュリティが高くなるメリットがある反面、何を預けていたのかの把握がしにくいです。
上記の通り宅配型トランクルームは一般的にイメージされるトランクルームとは性質が大きく異なります。
次はこれまでのメリット・デメリットを踏まえて、宅配型トランクルームを使いこなす方法を紹介します。
宅配型トランクルームの活用法
宅配型トランクルームは、普段なら押入れの奥にしまうような日常的に使わない物を預けるのに適しているサービスです。
安く、保管環境も良いのですが、預け入れと取り出しに時間がかかるためです。
押入れの奥にしまうようなモノを預ける使い方なら、デメリットを気にせず、宅配型トランクルームのメリットを感じられるはずです。
押入れの奥にあるものを一旦預けて、空いたスペースに別のモノを収納するだけで、部屋はかなり片付いた印象になります。
次は、宅配型トランクルームのメリットを活かしつつ、デメリットをカバーするような選び方をご紹介します。
宅配型トランクルームの失敗しない選び方
宅配型トランクルームの失敗しない選び方のポイントは以下の通りです。
次からは1つづつ解説していきます。
信頼性:国土交通省の優良トランクルーム認定の有無
大切な荷物を預ける以上、その保管環境、セキュリティなど安心して預けられるサービスなのかが大切ですよね。特に、思い出の品など、買い直しができないものを預ける場合は、信頼できるサービスなのかは大切です。
そこで一定の基準になるのが、国土交通省の優良トランクルーム認定です。
国土交通省では、利用者保護の観点から、倉庫業者が運営する管理体制の優れたトランクルームを、優良トランクルームとして認定しています。
最低限、優良トランクルーム認定を受けているサービスを選びましょう。
参考:認定トランクルームについて.国土交通省 (2024). Retrieved 19 November 2024, from https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/content/000322277.pdf
参考:トランクルームの利用案内について.一般社団法人日本倉庫協会. (2024). Retrieved 19 November 2024, from https://www.nissokyo.or.jp/trunk/
写真撮影サービス
宅配型トランクルームは、何を預けているかがわかりやすいかどうかも大切なポイントです。
多くのサービスでは、荷物が保管されている倉庫の中に入ってモノを出し入れすることができず、通常の押入れやクローゼットのように直接預けている荷物を見て整理することが不可能となります。
そのため、宅配型トランクルームを使う際には、「何を預けているかがわかりやすいかどうか」も大切な確認ポイントになります。
この点をカバーするために、各社とも預けたものの写真を撮影してくれるサービスを準備していますが、どこまで細かく写真撮影してくれるのかがサービスによって異なります。
今回紹介するminikuraやサマリーポケットでは、預けたダンボールの中を開けて、預けたものを個別に写真撮影してくれるサービスもあります。(プランによりサービス内容は変わりますので、ご注意下しさい。)
このサービスを使えば、預ける時に分類や、ラベル貼りをせず、預けたいものをダンボールに適当に入れるだけでも、管理できるようになります。
預け入れ可能な最大サイズ
宅配型トランクルームは、宅配を使って預けるサービスのため、基本的に小物を預けるのに向いているサービスです。
細かくはサービスによって異なりますが、大まかにはダンボールに入らないものは、使えるサービスが限られてしまいます。
これは、宅配という性質上、送料や、倉庫の保管効率の都合上、どうしてもこのような傾向が出てきてしまいます。
例えば、冬物の服などはほとんどのサービスで預け入れ可能ですが、スーツケース、ゴルフバック、スノーボード、ベビーカーなどの大きさになると使えるサービスが限られてしまいます。
価格
基本的には月額で料金がかかります。
また、月額だけではなく、送料など他の項目も同時にチェックすることをおすすめします。
後述する比較表では、それらも記載していますのでぜひ確認してみてください。
預けたいモノ別!宅配型トランクルームのおすすめ3選
①ダンボールに入るものを預けたい人向け:minikura
小物だけ預けるならこれを選べば間違いなし!
月額320円〜(税込)
1950年創業で美術品・ワイン・貴重品保管事業や映像・フィルム・文書保管事業も行っている寺田倉庫さんが提供するサービスがminikura。
大切な品物を預けるのに大切な信頼性はバツグンで、価格の面を見てもNo1というとてもお得なサービスです。
ダンボールに入るような小物を預けたい場合、これを選べば間違いありません。
価格 | 最低利用月額は(税込)320円/月〜。 預け入れ体積1リットルあたりの価格も最安であるほか、保管期間1年以降の取り出し送料が無料であることはとても大きなメリットです。 総合的に見て最も安いといえるサービスです。 |
信頼性 | サービスを提供する寺田倉庫さんは、1950年創業で美術品・ワイン・貴重品保管事業や映像・フィルム・文書保管事業と扱いが難しい物の保管サービスを展開する保管のプロです。 他のサービスも温度湿度管理などを実施していますが、実績を考えるとminikuraが最も安心できるサービスです。 |
写真撮影サービス | 月額保管料380円〜のプランであれば、1箱につき30点まで、中身の写真を撮影してくれるサービスが付きます。 このプランであれば、預ける時に分類や、ラベル貼りをせず、預けたいものをダンボールに適当に入れるだけでOKです。仕組み家事的には最もオススメするプランです。 |
最大サイズ | 最大38x68x45cm3と他のサービスと比較すると小さく、大物を預けることはできません。 ただし、預け入れサイズを小物に限定するからこそ上記のコスパを実現できています。 |
minikuraについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
>>【簡単】minikuraで家を片付けよう【口コミや評判は?】
②スノーボードなども預けたい人向け:サマリーポケット
スノーボードや、ゴルフバック等も預けたいならこれ!
月額330円〜(税込)
スノーボードや、ゴルフバック用のプランも準備されているのがサマリーポケット。
信頼性、価格とも申し分ありません。
預けたいものがダンボールに入るような小物に加え、スーツケース、スキー・スノーボード、ゴルフバッグを預けたい場合は、これを選べば間違いありません。
価格 | 330円〜(税込み)で、とても安く利用できるサービスです。ボックス単位の取り出しは1,100円/箱、アイテム単位の取り出しは880円/1アイテムなど送料の面を含めて見ても最安クラスです。預け入れ体積1リットルあたりの価格は1位のminikuraと比較し、1.2円ほど高いです。 |
信頼性 | 1位のminikuraを展開する寺田倉庫さんと、国内初のトランクルームサービスを手がけた実績豊富な三菱倉庫さんで、荷物を管理しています。こちらも十分な信頼感と言えます。 |
写真撮影 サービス | 月額保管料394円〜のスタンダードプランであれば、1箱につき30点まで、中身の写真を撮影してくれるサービスが付きます。 預ける時に分類や、ラベル貼りをせず、預けたいものをダンボールに適当に入れるだけOKです。仕組み家事的には最もおすすめするプランです。 |
最大 サイズ | 通常のダンボールを預けるプランであれば、37x68x45cm3が最大サイズです。これに加え、795円/月〜の大型プランを併用し、スーツケース、スキー・スノーボード、ゴルフバッグを預けることができます。 |
③大物の荷物をガンガン預けたい人、出し入れが頻繁な人向け:エアトランク
大物を預けたい人、出し入れが頻繁な人はこれ!
最低月額2948円〜(税込)
上記2つのサービスとは若干異なるサービスを展開するエアトランク。
最低月額が高いものの、送料が無料で大型の荷物も預けられるのが強みです。
月額もリットル単位で比較すれば、実はそこまで高くはありません。
特に宅配型で大きな荷物を預けられるサービスは少なく、エアトランクさんはかなり貴重な存在です。
対象エリアが限られますが、大きな荷物を預けたい人や、出し入れが頻繁な方はこれを選べば間違いありません。
価格 | 月2,948円〜(税込)と最低月額が高いなと思われるかもしれませんが、これには理由があります。 それは、預け入れ・取り出しの送料が無料なことと、最低預け入れサイズが大きいことです。 実際に預け入れ体積1Lあたりの価格にすると他のサービスと比べて約3円/Lほど高いだけです。 これで出し入れに関する送料が無料なので、使い方によっては最もお得なサービスと言えます。 |
信頼性 | 国土交通省の規定に則った最高水準の大型倉庫で保管を実施しており、セキュリティや災害対策にも万全に備えております。 保管温度は10~28℃、保管湿度:60%以下を保っています。 |
写真撮影サービス | 預けた荷物は点数制限なく、写真撮影してくれます。 ただし、ダンボールに入れたものは、中身を取り出しての撮影ではなく、ダンボールごとの撮影となるため、小物を預けるには適切なラベリングが必要です。 こういった部分でも、小物よりはダンボールに入らないような大物が得意なサービスです。 |
最大サイズ | 契約可能な最大サイズは23.33m3と、ダンボールでは460個分の容量を契約することができます。 1つの荷物は、1個あたりの重量が15kg以内、1辺の長さが180cm以内かつ3辺の合計が240cm以内の荷物が最大となります。 ソファ、ベッド、タンス、自転車、サーフボード、ベビーカーなども制限以内であれば、なんでも預け放題なのは宅配型サービスとしては、かなり貴重です。 |
宅配型トランクルームのおすすめ3つの比較表
今回おすすめした宅配型トランクルーム3つの比較表は以下の通りです。
価格については、預けたい荷物や取り出しの頻度・プランによって価格は変わりますが、ここでは最低月額で比較しました。
minikura | サマリーポケット | エアトランク | |
こんな人に オススメ |
ダンボールに入る 小さな荷物のみ 預けたい |
小さな荷物に加え スーツケース スキー・スノーボード ゴルフバッグ も預けたい |
大きな荷物を |
最低月額 |
320 円/月〜 | 330 円/月〜 | 2,948円/月〜 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
送料 | 預け入れ送料:無料 保管期間1年以降の 取り出し:無料 保管期間1年未満の 取り出し: 1,100円 /1箱・1回〜 アイテム単位の 取り出し:880円〜 |
預け入れ送料:無料 ボックス単位の 取り出し: 1,100円/箱〜 アイテム単位の 取り出し: 880円〜 |
すべて無料 |
最小契約 サイズ [リットル] |
38x38x38cm3 =54.872[L] |
43x37x33cm3 =52.503[L] |
0.2m3 =200[L] |
1リットル あたりの価格 [円/リットル] 最小・最安プランで比較 |
約5.8[円/リットル] | 約6.3[円/リットル] | 約14.74[円/リットル] |
預け入れ可能 |
38x68x45cm3 |
大型荷物は スーツケース、 スキー・ スノーボード、 ゴルフバッグ のみ預け入れ可能。 |
重量が15kg以内かつ、 1辺の長さが180cm以内かつ、 3辺の合計が240cm以内 であれば預け入れ可能。 |
信頼性 |
1950年創業 |
湿度:65%以下 |
温度:10~28℃ 湿度:60%以下 国土交通省の規定に則った 最高水準の大型倉庫で管理。 セキュリティや災害対策も万全。 |
取り出し 費用 |
送料のみでOK | 送料のみでOK | 無料 |
取り出し 日数 |
最短翌日 | 最短翌日 | 最短でマイページから 申請した日の翌々日 |
写真撮影 サービス |
月額保管料320円〜の プランで箱の中身を取 り出して撮影。 写真撮影は1箱につき 30点まで。 |
月額保管料330円〜の プランで箱の中身を取 り出して撮影。 写真撮影は1箱につき 30点まで。 |
あり。 ダンボールの外側から の撮影のみ。 |
アイテム単位 取り出し |
月額保管料380円〜の プランで可。 |
月額保管料394円〜の プランで可。 |
可。 ただし、ダンボールは 1箱で1点とカウント。 |
契約容量 の柔軟性 |
箱単位で利用量 の増減が可能。 |
箱単位で利用量 の増減が可能。 |
プラン変更で 対応可能 |
最低 預け入れ期間 ・追加料金 |
2ヶ月。
最低追加料金:320円 |
2ヶ月。 |
3ヶ月。 別途、利用プランの 3ヶ月分の正規月額料金 が発生する。 |
保証 |
1箱につき1万円まで。 1箱あたり55円/月の |
1箱につき1万円まで |
1梱包あたり 上限50万円。 |
手続き方法 | スマホで完結 | スマホで完結 | スマホで完結 |
その他 オプション |
ハンガー保管 |
クリーニング ハンガー保管 無酸素保管 |
クリーニング ハンガー保管 全国発送 整理収納サポート あげる・もらう サービス (エアトランクのユーザー同士で 無料でモノをあげたり、 もらったりできるサービス) |
対象エリア | 全国 | 全国 | 首都圏・阪神・愛知の一部エリア |
迷ってしまったら、とりあえず小物をminikuraのMONOプランで預けよう。
どのサービスをどう使うか迷ったら、とりあえず小物をminikuraのMONOプランで預けましょう。
宅配を使うという性質上、大物を預けようとするとどうしても費用が高くなります。
使う予定ない小物をminikuraのMONOプランで預ければ、新しく収納を作ったりするよりも手軽に安く、部屋をキレイにすることができます。
最後に今回の内容をまとめます。
まとめ:宅配トランクサービスを活用して手軽に部屋を片付けよう
今回は預けたいモノ別の宅配型トランクサービスのオススメ3つを紹介しました。
預けたいモノ別の宅配型トランクサービスの選び方は以下の通りです。
宅配型トランクサービスをうまく活用すれば、手軽に部屋をスッキリ片付けることができます。
価格も最低月額320円からとスタバのコーヒーよりもお手頃なので、気になったら気軽に試してみるのも良いと思います。
「もう一度それぞれのサービスを確認したい!」という人はこちらをどうぞ。
当サイトおすすめのminikuraについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
>>【簡単】minikuraで家を片付けよう【口コミや評判は?】
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