使いやすい収納の秘密 | 上の空間や深すぎる奥行きの活用に悩む方へ

楽な片付け

こんにちは。hiroです。
「家事負担をゼロにする」ことを目標に家事負担を減らす方法を研究しています。

なんか家の収納が使いにくい!
高いところにある収納を使いこなせない!
収納の奥行きが深すぎて、どうやっても活用できない!
といったことに悩んでませんか?

収納を使いやすくするには、6つの基本ルールを押さえた収納作りが大切です。

使いやすい収納を作る6つの基本ルール
  • 見せる収納にする
  • 柔軟性を持たせる
  • 収納ボックスは重ねない
  • 箱の中は乱雑に収納してOK
  • 箱の中に詰め込まない
  • デッドスペースを埋めすぎない

これらの基本ルールに加えて、「高いところにある収納」、「奥行きが深すぎる収納」特有のテクニックを押さえれば、もう怖いものはありません。家中の収納を使いやすく変えられます。

我が家のメイン収納は、最も使い勝手が悪い押入れですが、基本ルールを押さえて有効活用できています。

それでは、収納を使いやすくする6つの基本ルールを学びましょう!

使いやすい収納とは?

使いやすい収納とは、取り出しやすく、片付けやすく、使うモノが使う場所の近くにある収納です。使いたいと思った時に、その場でワンアクションで取り出せて、同じくワンアクションでしまえる。

こんな便利な収納が実現できれば、暮らしが快適になると思いませんか?

使いやすい収納作りに大切な基本ルール6つを知っておきましょう。

使いやすい収納を作る6つの基本ルール

使いやすい収納を作る基本ルールは、以下の6つです。

使いやすい収納を作る6つの基本ルール
  • 見せる収納にする
  • 柔軟性を持たせる
  • 収納ボックスは重ねない
  • 箱の中は乱雑に収納してOK
  • 箱の中に詰め込まない
  • デッドスペースを埋めすぎない

それぞれ順番に解説します。

見せる収納にする

見せる収納を基本にしましょう。見せる収納とは扉がない収納のことです。

扉をなくすだけでアクション数が減り、使いやすくなります。

すでに扉付きの収納を買ってしまった場合でも、扉を外すだけでお金をかけずに見せる収納に変えることができるのもメリットです。

見せる収納は生活感が出てしまうのが心配という方も、コツを掴めば簡単に見せる収納をおしゃれにできます。気になる方は以下の記事を参考にしてください。
参考:見せる収納をおしゃれにする3つのコツ【センスがなくても大丈夫】

次に使いやすい収納を作る2つ目の基本ルール「柔軟性を持たせる」について解説します。

柔軟性を持たせる

収納は柔軟性を持たせることが重要です。柔軟性がある収納とは、生活の変化に合わせて簡単に変化させられる収納のことです。

例えば、洗面所に収納していたものをリビングに簡単に移動させることができたり、収納の順番を簡単に入れ替えたりできるような収納です。

収納に柔軟性があれば、はじめに完璧な収納を作らなくても生活しながら改善を重ねることができます。また、何より子供の成長などで、どんどん変化する暮らしのニーズに対応できる点がメリットです。

では、どうすれば柔軟性がある収納を作れるのでしょうか?最も簡単な方法は、同じ収納ボックスを揃えることです。同じ収納ボックスであれば、場所を入れ替えるだけで簡単に収納を調整できます。

おすすめの収納ボックスは無印良品のやわらかポリエチレンです。見た目がシンプル、サイズバリエーションが豊富、ロングセラー商品のため買い足しが簡単、そして比較的安い、と良いことばかりです。

次に使いやすい収納を作る3つ目の基本ルール「収納ボックスは重ねない」について解説します。

収納ボックスは重ねない

モノを収納する際は、収納ボックスを上下や前後に重ねずに収納しましょう。

重ねて収納すると、前や上にある箱を移動させなければ奥の箱を取り出せません。この状態では、取り出す時のアクション数が大幅に増えてしまいます。

収納ボックスの中身はワンアクションで見れるように、上下や前後にも重ねずに収納しましょう。

奥行きが深い収納に困っている場合、前後に収納ボックスを重ねたい方も多いはずです。実は奥行きが深すぎる場合は例外的にOKですが注意点があります。詳細は後ほど解説します。

ただし、この基本ルールは箱の中のアイテムでは逆になります。4つ目の基本ルールは「箱の中は乱雑に収納してOK」です。

箱の中は乱雑に収納してOK

箱の中のアイテムは重なってもOKです。

Tシャツやペンなどの細かいアイテム全てを厳密に収納すると、以下のような状況になります。

  • 厳密すぎて収納時の手間が増える。
  • 仕切りを使わない場合、きつめに詰めないと崩れてしまう。結果的に取り出しにくい。
  • それぞれのアイテムに合わせた仕切りを作るのは、かなり手間がかかる。また、収納の柔軟性が損なわれる。

ここをある程度の乱雑さをOKとすれば、しまう時は放り込むだけですし、取り出す時も意外と簡単です。

ただし、これは箱に詰め込んでいない場合に限定されます。5つ目の基本ルールは「箱の中に詰め込まない」です。

箱の中に詰め込まない

箱の内容がある程度乱雑でも取り出しやすいのは箱に余裕がある場合のみです。詰め込んでしまうと、アイテムの取り出しや収納がスムーズに行えなくなります。

そう言われても、ついつい詰め込んでしまう方も多いはずです。そんな方は、以下の記事で詰め込まないコツを学んでみましょう。

参考:暮らしやすい部屋の秘訣は7割収納【モノ詰め込んでませんか?】

次に6つ目の基本ルール「デッドスペースを埋めすぎない」を解説します。

デッドスペースを埋めすぎない

デッドスペースはなんとかして活用したくなるものです。しかし、デッドスペースを埋めすぎると、モノ同士が重なり取り出しにくくなります。

何か隙間があったら、埋めるべきデッドスペースではなく必要な余白と考え、無理に埋めない選択をすることも使いやすい収納を作る上で大切です。

収納が足りない場合、なんとかしてデッドスペースを活用したくなるものですが、それ以前に出来ることがあります。詳細は以下の記事で解説していますので、ご確認ください。
参考:【収納が足りない】狭い部屋でも収納力を増やす3STEPとは?

以上が、使いやすい収納を作る6つの基本ルールです。

ただし、収納作りの中でも難易度が高い「高いところにある収納」、「奥行きが深すぎる収納」については特有のテクニックがあります。まずは高いところ特有の収納術を紹介します。

高いところにある収納を使いやすくするコツ

高いところにある収納は使いにくいものです。本来なら、無理なく手が届く範囲の高さの収納のみにするのが理想ですが、収納スペースが限られる現代の家では高いところにある収納もしっかりと使う必要があります。

ここでは高いところにある収納を活用するためのコツを紹介します。

落ちても安全なものを収納する。高いところに収納したものは、落ちてくるリスクを避けられません。落ちても大丈夫と思えるものだけを収納しましょう。例えば、冬物のコートなら落ちてきても怖くありませんが、大きめの花瓶や包丁は怖いはずです。

取り出す時に恐怖感があると、その収納を使うことを避けたくなり、有効に活用できなくなります。高い場所に収納するのに向いているのは、シーズンオフの衣類、クリスマスの帽子など季節の飾り物、枕、毛布、キッチンペーパーやゴミ袋のストックなどです。包丁、鍋などの危ないものは低い場所に収納しましょう。

取っ手付きの収納ボックスを使う。高いところの収納は取り出しにくいです。取手があるだけで、取り出し時のストレスが大きく減らせます。

飾り棚として活用する。手が届かないくらい高い場合は、頑張っても収納としての機能を果たせません。素直に収納としての活用を諦めて、飾り棚や、Wifiルータなどを置く場所として使いましょう。

次は、収納作りで最も手強い「奥行きが深すぎる収納」を活用するコツを解説します。

奥行きが深すぎる収納を使いやすくする高さ別のコツ

奥行きが深すぎる収納が使いにくいなーと思う方もたくさんいるはずです。

奥行きが深すぎる収納は現代の生活には合いません。できるなら奥行きが深すぎる収納を作らないのが理想です。(最適な奥行きの目安は大体40cm前後です。)ただ、そうはいっても家に据付の押入れやクローゼットは簡単に無くせません。

奥行きが深い収納は高さ別に活用方法が異なります。高さ別の使いこなし術を解説します。

高くて奥行き深い収納:細長い収納BOXを使う。

高くて奥行きが深い場所には、長くて細い収納BOXを利用しましょう。

長い収納を活用することで、奥行きが深くても重ならない収納が可能となります。また、細いものを活用することで、収納ボックス自体が重くならずに済みます。

ただし、限界はあります。あまりにも深すぎるなら、一番奥はデッドスペースのままにしておく勇気をもつのも大切です。

ここに無理に収納したものは、そのまま使われなくなること多いです。数年後気づいた時には埃まみれになっている可能性も高いため、そのまま使わないことをお勧めします。

次はちょうど良い高さの深い収納の使いこなすコツです。

ちょうど良い高さで奥行きが深い収納:手前を余白として開けておく。

高さがちょうど良い場所は、手前を余白として開けておきましょう。

何かを取り出す時はちょっとだけ置いておける場所があると便利です。奥行きの深さを活かして、棚の手前側をこのちょいおきスペースとして活用しましょう。

押入れのように広ければ、机代わりにすることもできます。

我が家は自宅の押入れをこのスタイルで机代わりに使用しています。

次は低い場所にある深い収納を使いこなすコツです。

低くて奥行きが深い収納:空間を前後に分ける

高さが低く、奥行きが深い収納は、収納ボックスを前後に重ねて配置しましょう。

基本ルールの「重ねて収納しない」方針とは逆ですが、低くて奥行きが深い収納の奥にしまわれたアイテムは重なってなくても取り出しにくいものです。それならあえて重ねてしまうのも1つの手段です。

ただし、すべての収納ボックスが取り出しやすくなっている必要があります。

たとえば、前列のボックスに1箱分以上の余裕を持たせれば、どの位置にある箱もパズルのように簡単に取り出せます。この方法なら、重なっていても使い勝手の良い収納になります。

ただし、3重に重ねるのは避けましょう。複雑になりすぎてしまいます。

こちらも私たちの家庭で実践中のテクニックです。押入れの下段の半分はこの方法で収納されています。

次に低くて奥行きが深い収納のもう1案を紹介します。

番外編:低くて奥行きが深い収納は子供の遊び場にするのも1つの案

高さが低く、奥行きが深い収納は子供の遊び場にするのも良いアイデアです。

押入れの下などは、子供が大好きな空間です。この空間を秘密基地として子供の遊び場にすれば有効に活用できます。

我が家も押入れの下段は一部3歳になる息子の秘密基地になっています。

高さ別に奥行きが深すぎる収納を使いこなすコツを解説しました。これらのコツと6つの基本ルールを組み合わせれば、奥行きが深い収納もきっと使いこなせるはずです。

まとめ:使いやすい収納で暮らしやすい家にしよう。

今回は使いやすい収納を作る基本ルールについて解説しました。

使いやすい収納を作る基本ルールは以下の6つです。

使いやすい収納を作る6つの基本ルール
  • 見せる収納にする
  • 柔軟性を持たせる
  • 収納ボックスは重ねない
  • 箱の中は乱雑に収納してOK
  • 箱の中に詰め込まない
  • デッドスペースを埋めすぎない

これらの基本ルールに加え、収納作りの中でも難易度が高い「高いところにある収納」、「奥行きが深すぎる収納」特有のテクニックを押さえれば、もう怖いものはありません。家中の収納を使いやすく変えられます。

今週末は、この記事を見つつ収納を見直してみてください!

以上、hiroでした!
浮かせる収納ついて知りたい方は以下の記事をどうぞ!

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