こんにちは。hiroです。
「日本の家庭の家事負担をゼロにする」ことを目標に家事負担を減らす方法を研究しています。
- どこに収納するかわからず、とりあえずテーブルの上に置くことがよくある
- どこに収納するの?と家族に良く聞かれる
- 家族や子供にも片付けに協力して欲しい
こんな状況では片付けてもすぐにリバウンドしてしまいます。ストレスも溜まる一方ですよね。
原因は、どこに何がしまってあるかわからないこと。解決するカギとなるのはラベリングです。
この記事ではラベリング術について解説します。
この記事の内容を実践すれば、家族も進んで片付けるようになり、リバウンドも防げます。
ラベリングは、リバウンドを防ぐために重要な部分です。せっかく片付けた努力を無駄にせず、みんなに分かりやすい収納を作るために、しっかりとラベリング術を身につけましょう!
ラベリングとは?

ラベリングとは、ケースや引き出しにラベルを貼ることです。たったこれだけですが、片付けにおいては重要な役割を果たします。
ラベリングのメリット
ラベリングには、たくさんのメリットがあります。
- 片付けやすい
- 家族も片付けるようになる
- 子供にも片付け習慣がつく
- 物を探す時間が短くなる
- リバウンド防止になる
特にリバウンドを防止するのは、大きなメリットです。では、デメリットはないのでしょうか?
ラベリングの唯一のデメリット
ラベリングの唯一のデメリットは面倒であることです。
最初にラベリングをしよう!と思ったときには気分も上がっているため、めんどくささは感じません。
問題は「継続できるか」です。継続しないとメリットも一時的なものになってしまいます。
そのため、ラベリングを習慣として定着させること目標にしましょう。
ラベリングを習慣化する方法
習慣化するには、使う時のめんどくささを徹底的に取り払うことです。
- ラベリンググッズは、いつでも使える場所に収納する。(あえて出しっぱなしもOK!)
- テプラは必ず電池式にして、いつでも使えるように!
- 予備のテープ、マステ、電池は多めに持つ。
まずはラベリングを習慣化するための環境を作りましょう。
ラベリングに必要なアイテムを揃えよう!
ラベリングに揃えておきたい最低限のアイテムは、テプラとマスキングテープのみです。
それぞれの選び方を解説します。
おすすめのマスキングテープ
マスキングテープは以下の条件で探しましょう。
- 高級感がある:ラベルは良く目にするので見た目も大切です。
- ロングセラー:マステの種類が変わるとそれまで貼ったラベルと微妙な質感の違いが出てしまいます。見た目が悪くなるため、いつでも同じものが買い足せるロングセラーを選びましょう。
- 安い:大量に使うので、安さは大切です。
- 丈夫:すぐに見た目が汚くなってしまうものは避けましょう。貼り直しの頻度が上がります。
- 強すぎず弱すぎない粘着力:すぐに剥がれても、壁紙などに傷をつけるほど強く張り付いてもNGです。絶妙な粘着力が理想です。
- 色は白が基本:部屋の雰囲気に合わせて好きな色を選んでOKですが、迷ったら白にしましょう。どんな部屋にも馴染む色です。
厳しい条件ですが、以下のmt directは全てクリアしています。価格もそこまで高くないため、マスキングテープ選びに時間をかけたくない場合は、とりあえずmt directにしましょう。
我が家でも愛用中です。
おすすめのテプラ
テプラは少し高いですが、一度買えば何年も使える丈夫なものです。これがあるだけでラベリングがスムーズになるため、できれば揃えたいところです。
テプラを選ぶ条件は以下の通りです。
- 6mm幅で3行以上印刷できること(印字幅が18mm以上):ラベリングに慣れてくると、一緒に何かをメモしたくなるはずです。例えば、在庫管理をする場合は、いつ補充するか、補充量、売っているお店、補充する製品名などをメモしたくなりませんか?単純に複数のモノを1つのBOXに収納したりすることもあるので、私の経験上、最低3行以上ラベルできると便利です。
- 電池式であること:ラベルはいつでも簡単に作成できる環境にしておきましょう。電源に繋ぐ手間があるだけで、人は面倒になってラベルしなくなってしまいます。
この条件には、テプラPROのSR530(スタンダードモデル)以上が該当します。
エントリーモデルは6mm幅で2行までの印字です。貼り方に気をつけないと見た目が悪くなってしまいやすいデメリットがありますが、価格優先の場合はこちらをどうぞ。
ハイエンドのSR-R980では、お値段が高くなってしまいますが、印字幅が約30mmとかなり広いです。機能優先の場合はこちらをどうぞ。
テプラとマステがあればラベリングでは困りません。我が家もこれだけで機能的なラベリングができています。
家族も使いやすい収納を作るラベリングのポイント5選

家族も使いやすい収納を作るラベリングのポイントは以下のとおりです。
- ラベルは収納する「モノ」と「場所」の2つに貼る
- 置き方もラベルする
- メモ書きもラベルする
- 見る人目線でラベルをつくる
- どんどん更新する
詳細に解説します。
ラベルは収納する「モノ」と「場所」の2つに貼る
「モノ」には元の位置をラベルし、「収納場所」には何を収納するスペースなのかをラベルします。
通常は場所にだけラベルしますが、「モノ」の方にもラベルすることで、だれでも簡単に元に戻せるようになります。
収納するモノが洗剤や食べ物など消耗品の場合は、モノにラベルする必要はありません。
置き方もラベルする
これは棚の上やテーブルなどにモノを置きっぱなしにする時に重要なポイントです。
決めた置き方をマステでバツや四角、線などでラベルしましょう。
こうすると、他のモノをそこにおいてはいけない気持ちになる上、なんとなくそこに戻したくなる気持ちが生まれます。
これにより、散らかりやすいテーブルや棚の上でも綺麗な状態を保ちやすくなります。
メモ書きもラベルする
モノを使う時に必要な情報も同時にラベルしておくと便利です。
いくつか例を挙げます。
- 帰りが遅い家族に→「今日の夕食」とラベルしたトレーに夕食をまとめておく。
- 食洗機や洗濯機→中身が「洗う前」か「洗った後」なのか(両面マグネットを使えば便利です。)
- 食品→ゆで時間、温め時間など
- 在庫の補充メモ→補充するサイズ、ブランド、買う場所など
- ゴミ箱→収集される曜日、注意点(電池はガムテープを貼る、ペットボトルはラベルを外すなど)
- 掃除グッズ:使用量や時間
モノを使う時に必要な情報が思いついたら、どんどんラベルしましょう。
見る人目線でラベルをつくる
見た人が直感的に理解できないと、ラベルの効果は低下してしまいます。
例えば、小さな子のものは言葉ではなくイラストでラベルしたり、オシャレさを優先した英語のみの表記は避けることでみんなが理解しやすいラベルにすることができます。
ラベルは見る人目線でつくることを心がけましょう。
どんどん更新する
ラベルは気になった時にどんどん更新していきましょう。
時間と共に生活は変わります。それにより、モノの配置も必要性も変わります。
例えば、子供のオムツは外れるため、オムツの在庫置き場はいつか不要になります。
これに合わせてラベルも更新していくことで、片付けやすい家がキープされます。必要なのはテプラとマステのみなので、剥がして貼り付けるのも簡単です。
ラベリンググッズは、いつでも使える場所に収納しましょう。あえて出しっぱなしにしておくのもオススメです。
ラベリングの失敗例

ラベリング初心者がハマりがりな落とし穴を紹介します。
ひたすら中にあるモノの名前を書いてしまう。
ひたすら中にあるモノの名前を書いてしまうのは避けましょう。
ラベルの量が多くなり、見た目も悪くなる上に、モノを探しにくくなります。
良いラベルの付け方は?
ラベリングを行う前に、モノを適切に分類しましょう。
そのモノをどうしたいかを明記しておくことで、後から見た時に「これなんだっけ?」と悩むことが無くなります。
- 出生届け→「出生届け」ではなく、役所に提出用なら「〇〇日に役所に持っていく書類」とラベル。もし、思い出として残しておくものなら、「思い出として取っておく用。〇〇ちゃんの出生届け」とラベル。
- 今は飾る場所がないけど、半年後に今飾っているものと交代して飾りたい写真→「写真」ではなく、「〇〇日に飾る写真」
- メルカリに出したい靴→「靴」ではなく「メルカリで売るもの」
- 冷蔵庫にあるおかず→「おかず」ではなく、「早く食べてほしいもの」、「朝食」など
そのモノをどうしたいかを考えることで、より有効なラベリングを行うことができます。
モノを適切に分類するのが難しいと感じる方はこちらの記事を参考にしてください。誰でも簡単に分類する方法を解説しています。
参考:【片付けのための分類法を徹底解説】これであなたも片付け上手に!
ラベルのデザインにこだわりすぎる。
ラベリングを初めた時は、おしゃれなラベルづくりが楽しく感じます。しかし、デザインにこだわりすぎるのはやめましょう。
ラベルを作るのに時間がかかってしまうと継続が難しくなります。
デザインにこだわりたくなったら、「手軽さも大切」であることを思い出しましょう。
特に市販のシールを探しを続けるのはやめましょう。自分が気に入るデザインとラベルしたい文言が完全に両立されている市販品はほとんどの場合存在しません。デザインにこだわるなら自作してしまった方が、短時間で良いラベルをGETできます。
手間なくオシャレにラベリングする簡単な方法はないの?
手間なくオシャレにラベリングする方法は統一感を出すことです。
具体的な方法は以下の通りです。
- テプラの色と幅、フォントは統一する。
- 製品に元々ついていたラベルはとにかく剥がす。
- 収納ラベルの貼り方を統一する。(右上、中心に貼るなど)
- ラベルだけではなく、箱も揃える。
統一感を出すだけで、センスなしでも手間なくおしゃれな雰囲気になります。
簡単に言えば、無印良品のボトルや、箱にテプラでラベルするだけで、いい感じになってくれます。
手間がかかってもいいから、おしゃれなラベルを追求したい・・・
ここからは趣味の領域です。手間はかかるものの、おしゃれなラベルを作るのが楽しい!という場合はこういった方法を試すのもアリです。
CANVA
CANVAは手軽におしゃれなデザインを作れるクラウドサービスです。無料プランのみでも十分な機能があります。約10枚からのシールの印刷になるのが少し難点ですが、オシャレさと手軽さを両立するには良い選択肢です。
参考:CANVA公式サイト
コンビニでシール印刷
自分でおしゃれなデータを作り、コンビニでシール印刷する方法です。ファミリーマートとローソンで印刷可能です。(対応店舗は要確認)
コンビニでシール印刷する方法はあいこうらさんのブログがとてもわかりやすいので参考にしてください。
参考:あいこうらさんのブログはこちら
参考:シール印刷のシャープ公式サイトはこちら
まとめ:ポイントを押さえたラベリングで、家族も片付けやすい家にしよう!

今回はラベリングについて解説しました。
ラベリングのポイントは以下の通りです。
- ラベルは収納する「モノ」と「場所」の2つに貼る
- 置き方もラベルする
- メモ書きもラベルする
- 見る人目線でラベルをつくる
- どんどん更新する
ポイントを押さえたラベリングをすれば、家族みんなが自然に片付けるようになり、リバウンドしない収納になります。
コツを掴めば簡単なので、ぜび今日から実践してください。