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浮かせる収納歴8年の私が辿り着いた壁を傷つけずに浮かせる簡単な方法

収納

こんにちは。hiroです。
「日本の家庭の家事負担をゼロにする」ことを目標に楽な片付け術を発信しています。

浮かせる収納がしたいけど壁は傷つけたくない!と悩んでませんか?

浮かせる収納は、壁を傷つけるリスクと隣り合わせです。壁が傷ついてしまうと、修復には高い修理代がかかってしまいます。

私は浮かせる収納歴8年です。初めは壁紙を傷つけたり、物を落下させたりと失敗していましたが、試行錯誤を重ねるうちに、今では家中どこでも浮かせる収納を作れるようになりました。

この記事では、壁を傷つけずに浮かせる収納を作る方法を解説しています。

この記事の通りに実践すれば、壁を傷つけて高い修理代を払うことはないはずです。

壁を傷つけずに浮かせる収納を作るには、少しのコツを学ぶ必要があります。ちょっとしたコツを学んで、壁を傷つけるリスクを避けつつ、家中どこでも浮かせる収納を作れるようになりましょう!

この記事の結論

状況によって以下の方法を使い分ければ失敗を避けられます。

  • 壁紙に軽いものを浮かせる(ポスター程度):壁紙用剥がせる両面テープ
  • 壁紙に少し重いものを浮かせる(ホワイトボード、カレンダーなど):マステ+強力両面テープ
  • 壁紙に重いものや、棚板をつける:石膏ボード用ピンフック
  • 傷つきにくい丈夫な壁:強力タイプの剥がせる両面テープ
  • 水回りの場合:マグネットか吸盤(両面テープはNG)

今回はラブリコなどを使った方法は紹介していません。本格的なDIYに挑みたい方は以下のガンモさんのブログが参考になるはずです。
参考:【素人DIY】ラブリコを使って壁面収納を作る!!

  1. そもそも浮かせる収納とは?
    1. 浮かせる収納のメリット・デメリット
  2. 浮かせる収納の使い所
  3. 浮かせる収納に向いていない場面
  4. 壁を傷つけずに浮かせる収納を取り付ける方法
    1. 壁紙に軽いものを浮かせる方法
    2. 壁紙にある程度重い物を浮かせる方法
    3. 壁紙に重い物を浮かせる方法
    4. 傷つきにくい丈夫な壁に浮かせる収納を作る方法
    5. 水回りに浮かせる収納を作る方法
  5. 浮かせたいものが、引っかけられない時の対処法
  6. 壁を傷つけずに浮かせる収納をするのに揃えておきたいグッズ
    1. 壁紙用剥がせる両面テープ
    2. 剥がせる両面テープ強力版
    3. マスキングテープ
    4. 石膏ボード用ピン
    5. 1円玉
    6. ラジオペンチ
    7. フック
    8. マグネットフック or 吸盤フック
    9. タグファスナー
    10. ワイヤークリップ
    11. S字フック
    12. 電動ドリルドライバー|初心者向け
    13. 1穴パンチ
    14. 水平器
  7. やって良かった我が家の浮かせる収納の成功例
    1. リビングにホワイトボードを壁掛けしてタスク管理
    2. 場所を問わず浮かせたい「ハンディワイパー」
    3. キッチンスポンジを高く浮かせる
    4. ラップをマグネットで冷蔵庫に貼り付け
    5. ティッシュを壁掛け
    6. 玄関にコート、帽子、マフラーなどを壁掛け
    7. 玄関に靴ブラシ、服ブラシを掛けておく
    8. 浴室の全てを浮かせる
  8. まとめ:壁を傷つけずに出来る浮かせる収納で、暮らしを快適にしよう!

そもそも浮かせる収納とは?

この記事では、浮かせる収納を「壁などに直接取り付ける収納」とします。

浮かせる収納には使いどころがあります。誤った使い方をすると、生活が不便になってしまいます。

浮かせる収納の基本から理解していきましょう。まずはメリット・デメリットです。

浮かせる収納のメリット・デメリット

通常の収納と比べた時の浮かせる収納のメリット・デメリットは以下の通りです。

浮かせる収納のメリット

  • 掃除がラクになる
  • 壁があればどこでも収納になる
  • 取り出しやすく、片付けやすい

浮かせる収納のデメリット

  • 収納力が低い
  • 見た目がゴチャゴチャしやすい
  • 耐荷重が低い

これらの特徴を踏まえて、浮かせる収納が向いている場合とそうでない場合を見ていきます。

浮かせる収納の使い所

浮かせる収納の使いどころは以下の3つに大まかに分けられます。

よく使う物を置く:浮かせる収納は、収納場所の一等地です。使う頻度が高いモノを収納しましょう。

一時置き場として活用:一時置き場とは、常に空いている自由に使って良い場所のことです。例えば、帰ってきた時にコートを一時的に置いておく場所にするといった使い方です。
参考:一時置き場に必須のルール2選!片付いた家でゆっくり時間を過ごそう

水回りでのカビ対策:水回りで浮かせる収納をすると、濡れている箇所が減るためカビのリスクを減らせます。

反対に向いていない場面はどんな時なのでしょうか?

浮かせる収納に向いていない場面

以下のケースは浮かせる収納には向いていません。

収納が足りない時:浮かせる収納の収納力は低いため、収納が足りない時に浮かせる収納を増やしてもあまり効果はありません。収納が足りない場合は、浮かせる収納の前にできることがあります。詳細は以下の記事で解説しています。
参考:【収納が足りない】狭い部屋でも収納力を増やす3STEPとは?

使う時に力が加わるもの:例えば、ハンドソープなどは浮かせる収納に向いてません。浮かせる収納は耐荷重が低いため使う時に力が加わるものは、浮かせても外れてしまいます。

重い物:浮かせる収納は耐荷重が低いため、重い物を浮かせても落ちてしまうことが多いです。例えば、中身がたっぷり入ったバックなどはあまり向いていません。

あまり使わないもの:浮かせる収納は、家の中で最も取り出しやすくしまいやすい収納場所になることが多いです。貴重なこの場所に、あまり使わない物を置いておくのはもったいないです。

ここまでが浮かせる収納の基本です。次に、浮かせる収納をするのに揃えておきたいグッズを紹介します。

壁を傷つけずに浮かせる収納を取り付ける方法

浮かせる収納は、壁の材質と、浮かせたいものの重さで最適な方法が変わります

以下の5つのパターンごとに方法を変えましょう。

  • 壁紙に軽いものを浮かせる場合(ポスターなど)
  • 壁紙に少し思いものを浮かせる場合(ホワイトボードなど)
  • 壁紙に重いものを浮かせたり、棚板を設置したい場合
  • 傷つきにくい丈夫な壁に浮かせる
  • 水回りに浮かせる

それぞれについて詳しく解説します。

壁紙に軽いものを浮かせる方法

壁紙にポスター〜配線モール程度の軽いものを浮かせたい場合は、壁紙用剥がせる両面テープを使用しましょう。見た目にこだわらないなら、マステで止めるだけでも十分です。

なお、「強力であること」と「剥がせること」は両立しにくい性能です。これをしっかり両立できている製品は本当に少ないです。失敗したくない場合は以下のテープを使いましょう。(私のようにビリビリの壁紙を見て悲しい思いをしたくない方は、他のテープに冒険してみるのはやめましょう。)

壁紙にある程度重い物を浮かせる方法

額縁や軽いホワイトボード程度のある程度の重いモノを浮かせる場合は、以下の2択から選びましょう。

壁紙用剥がせる両面テープ」を大きな面積に貼る:軽いものを浮かせる時に使った「壁紙用剥がせる両面テープ」を使います。出来るだけ大きな面積に両面テープを貼ることがポイントです。固定する力が若干弱いですが、見た目が最も良い方法です。

剥がせる両面テープ強力版とマステを組み合わせる見た目は悪いですが、固定する力は強い方法です。まず、マステを壁紙に貼りましょう。貼りたいモノよりも一回り大きな面積にマステを張ります。この面積が広いほど固定が強くなります。その後貼りたいものに強力な両面テープを貼って固定します。強力な両面テープだけだと、壁紙が剥がれてしまいますがマステを挟むことで壁紙を傷つけずに固定することができます。

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次はもう少し重い物の場合を紹介します。

壁紙に重い物を浮かせる方法

コートや、照明など重い物を浮かせたい場合は、石膏ボード用ピンを使いましょう

石膏ボード用ピンとはこんなモノです。

石膏ボード用ピンを使えば、かなり強力に固定できます。ネジの代わりに使えば、壁つけの照明や棚を作ることも可能です。

厳密には、壁に穴が空きますが、国土交通省のガイドライン*1によると一般的には現状回復で請求されない範囲と判断しても良さそうです。実際に、私自身も石膏ボード用ピンと、IKEAの照明(KALLBLIXT)を組み合わせて使用していましたが、引越し時に原状回復費用は請求されませんでした。

*1 : 住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について – 国土交通省. (2024). Retrieved 28 January 2024, from https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html

ただし、石膏ボード用ピンを使う際には以下の点に注意しましょう。

石膏ボード用ピンを使う時の注意点

耐荷重:それぞれのピンには耐荷重が表示されています。浮かせたいものの重さに合わせて、ピンの本数や種類を選びましょう。

壁の材質:石膏ボード用ピンは名前の通り石膏ボードに対して有効なものです。石膏ボード以外の壁には使わないようにしましょう

石膏ボードかどうか見分けるには、ピンを刺してみる方法が有効です。白い粉がつけば石膏ボードです。もっと簡単な方法では壁をノックして「コンコン」と軽い音がしたら大体は石膏ボードです。

また、家の壁はほとんど石膏ボードでできています。まずは近くの壁をノックしてみてください。

傷つきにくい丈夫な壁に浮かせる収納を作る方法

棚の側面など、比較的傷つきにくい壁の場合、剥がせる両面テープ強力版を使用すればOKです。

この両面テープは壁紙は傷つけてしまいますが、それ以外の場所であれば、綺麗に剥がすことができます。

ただし、両面テープにとって、「強力であること」と「剥がせること」は両立しにくい性能です。これをしっかり両立できている製品は本当に少ないです。失敗したくない場合は以下のテープを使いましょう。(テープ選びに失敗すると、頑張っても剥がれないテープ跡に苦労することになります。)

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次に水回りに浮かせる収納を作る方法を紹介します。

水回りに浮かせる収納を作る方法

水回りは、カビ対策が必須です。そのため、浮かせ方にも以下のような工夫が必要です。

そもそも置かない選択肢を考える:最も有効なカビ対策がこれです。本当に水回りに置くのが便利なのか一度考えてみましょう。(とはいえ、何も置かないことを推奨するわけではありません。当然、キッチンのスポンジや、お風呂のシャンプーなど、必要なものもあるはずです。)

マグネットか、吸盤を使う:水回りに浮かせる収納を作る場合には、両面テープなど完全に固定してしまうものは避けましょう。固定した隙間や角に水がたまり、そこがカビの発生源となります。いつでも簡単に動かせるマグネットか吸盤を使うと掃除も楽になります。

おすすめのマグネットは以下です。子供用のフロ椅子なども引っ掛けられる強力さと、綺麗な見た目と、側面でも天井でも使える優れものです。半年すぎた頃から錆びの点が見え始めるのがデメリットですが、安くて、取り替えも簡単なので消耗品として定期的に入れ替えて活用しています。

出来るだけ高い位置に浮かせる:カビのリスクを抑えることができます。キッチンでは、胸より上まで浮かせられば、ほぼカビません。お風呂場でも天井に近いほどカビにくくなります。

この3つの工夫をすれば、水回りも完璧です。


ここまでの方法で、家中どんな場所でも浮かせる収納ができるようになりました。次は、浮かせたいアイテム側に行うちょっとした工夫を紹介します。

浮かせたいものが、引っかけられない時の対処法

浮かせたいアイテムに引っかける場所がない場合はどうすれば良いのでしょうか?

そんな時は以下のテクニックをつかってみましょう。

  • 布やスポンジ:ワイヤークリップで挟む
  • ティッシュ:箱に穴を開ける
  • ブラシなど穴はあるけどフックの形と合わない場合:タグファスナーで輪を作る
  • 小物:収納ケースや、小さな棚を作る。

これらのテクニックを使えばどんなものでも浮かせることができます。


ここまでの内容を一旦まとめます。

ここまでで、以下の2つを学びました。

  • 壁にフックや小さな棚などの収納を取り付ける方法
  • 収納するアイテム側を収納しやすくするテクニック

これらを組み合わせれば、ほとんどの場合、壁を傷つけずに浮かせる収納を作れます。

次は、浮かせる収納を作るのに揃えておくと便利なグッズを紹介します。

壁を傷つけずに浮かせる収納をするのに揃えておきたいグッズ

壁を傷つけず浮かせる収納をするのに、以下の道具一式を揃えておくと便利です。

「浮かせる収納セット」として全てまとめて収納しておけば、思いついた時にすぐ浮かせる収納を設置できます。

浮かせる収納セット一覧
  • 壁紙用剥がせる両面テープ
  • 剥がせる両面テープ強力版
  • 石膏ボード用ピン
  • 1円玉
  • ラジオペンチ
  • フック
  • マスキングテープ
  • マグネットフック or 吸盤フック
  • タグファスナー
  • ワイヤークリップ
  • S字フック
  • 電動ドリルドライバー|初心者向け
  • 1穴パンチ
  • 水平器

どれも小さく、電動ドリルドライバー以外は気軽に買える値段です。気軽に揃えてみましょう。(電動ドリルドライバーは少し高いので、必要になったら買う形でも良いかもしれません。)

それぞれの道具の用途と、選び方を解説します。

壁紙用剥がせる両面テープ

壁紙に使います。

このテープの質は重要です。壁紙は傷つけず、でも剥がれない絶妙な加減が求められます。

いろいろ失敗しつつ試した結果「ミズトレックはがせる 両面テープ壁紙用」に辿り着きました。まずはこれを買っておきましょう。

剥がせる両面テープ強力版

壁紙など傷つきやすい壁以外に使います。

このテープの質も重要です。強力すぎると後が残って取れないものもあります。綺麗に剥がれるけど、必要な時以外は剥がれない絶妙な加減が求められます。

こちらもいろいろ失敗しつつ試した結果、「スコッチ® 超強力 なのに あとからはがせる両面テープ プレミアゴールド」に辿りつきました。こちらも1つ買っておきましょう。

スコッチ® 超強力 なのに あとからはがせる両面テープ プレミアゴールド

マスキングテープ

両面テープの粘着力調整に使います。

これも質にこだわりましょう。剥がれることはなく、けど壁紙を傷つけない絶妙な粘着力が必要です。

以下はちょうど良い粘着力のマステです。失敗したくなければこれにしましょう。

また、マスキングテープはラベルなど他の用途でも使います。上記のマステは、以下のメリットがあるため、どんな用途でもしっかり活躍してくれます。

  • 高級感がある:見た目が良いので目立つ場所にも使えます。
  • ロングセラー:マステの種類が変わるとそれまで貼ったものと微妙な質感の違いが出てしまいます。部屋の統一感がなくなるため、いつでも同じものが買い足せるのは大切です。
  • 安い:大量に使うので、安さも大切です。
  • 丈夫:丈夫で見た目が汚くなりにくいテープです。目立つ場所にも長く貼っていられます。
  • 強すぎず弱すぎない粘着力:壁紙が傷つかないけど、しっかり張り付く絶妙な粘着力を持っています。

さまざまな場面で使えるため、10巻セットで買っても多すぎることはありません。

石膏ボード用ピン

石膏ボード用ピンとは、石膏ボード用の超強力な画鋲です。画鋲クラスの小さな穴のみで、大きな耐荷重を実現します。

壁紙に重いものを浮かせたい場合に使います。

また、ネジがわりに活用することができて、壁取り付け方式の照明や、家具にも使えます。(ただし、通常のネジほどの耐荷重はありません。乗せるモノの重さによってピンの数や種類を調整しましょう。)

耐荷重や見た目で好きなものを選びましょう。迷ったら、以下の2種類を買いましょう。この2つでほとんどの場合に対応できます。また、以下の2つは前の家でたくさん使っていたにもかかわらず、引越しの際に原状回復費用を請求されなかった実績もあります。

1円玉

石膏ボード用ピンを押し込むために使います。コインならなんでもOKです。

ラジオペンチ

石膏ボード用ピンを外す時に使います。これがないとピンを引き抜くのが難しくなるので、必ず準備しましょう。

ただ、高性能なモノである必要はありません。家にある場合はそれを活用しても良いですし、近くのホームセンターで買ってもOKです。

初めて買う場合は、たくさんのメーカーがあって迷ってしまうかもしれません。そんな時は、とりあえずJIS規格対応品を買っておきましょう。家で使う分には十分すぎる性能があり、価格もお手頃です。

参考:JISってなに?WHAT’S THE JIS | 日本規格協会(JSA). (2024). Retrieved 18 December 2024, from https://www.jsa.or.jp/whats_jis/whats_jis_index/

フック

壁に取り付けるフックです。両面テープ用と、石膏ボードピン用の2つ準備しましょう。

フックも見た目や大きさで自由に選んでOKです。個人的には、シンプルで目立たないので以下の2つを使っています。

マグネットフック or 吸盤フック

基本はマグネットフックのみでOKです。水回りにマグネットがつかない場合に、吸盤を使いましょう。

以下は我が家のお風呂で活躍しているフックです。

子供用のフロ椅子なども引っ掛けられる強力さと、綺麗な見た目と、側面でも天井でも使える優れものです。半年すぎた頃から錆びの点が見え始めるのがデメリットですが、安くて、取り替えも簡単なので消耗品として定期的に入れ替えて活用しています。

タグファスナー

聞きなれないと思いますが、よくお店のタグについている以下のパーツです。

引っかけにくい物に輪を作って、フックに簡単に引っかけられるようにします。

基本的にはお店などで業務で利用されるものなので、少量では売っておらず数千本の単位でしか買えません。以下はその中でも比較的少量で売ってくれているものです。(それでも100本あるので、一度買ったら数年は持ちます。)

ワイヤークリップ

無印良品の「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」です。

布やスポンジなど浮かせる際に使います。

こだわらなくてもOKですが、他のお店では同じようなものがなかなか見つからないので、我が家では無印良品のものを使っています。

S字フック

S字フックは浮かせる収納では、いろんな場所で活躍します。

S字フックならなんでもOKです。お近くの100均にも売っているはずなので、ある程度の量を確保しておきましょう。

電動ドリルドライバー|初心者向け

ゴミ箱など、フックを引っ掛けるところがない物でも、穴を開ければ簡単に浮かせられます

電動ドリルドライバーがあれば、様々なものに穴を開けることができるため、浮かせる収納の幅が大きく広がります。

家具の組み立てなどにも使えるため、家に1台はあると便利です。

電動ドリルドライバーを選ぶ基準

電動ドリルドライバーを選ぶ基準は以下の2点です。

  • インパクトドライバーではなく、電動ドリルドライバー:この2つは似ていますが、用途が異なります。必ず電動ドリルドライバーを選びましょう。(参考:インパクトドライバーとドリルドライバーの違い. (2024). Retrieved 18 December 2024, from https://www.diyfactory.jp/studiy/note/electrictools002/
  • 10.8V以上のバッテリー電圧:電圧で大まかにパワーが決まります。プロでない限り10.8Vあれば十分です。(参考:10.8Vバッテリー工具のすすめ|軽くて経済的| #DIYとか工作とか|宮路 雅行. (2024). Retrieved 19 December 2024, from https://note.com/miyaji/n/ne6fac5900c23#6395c805-04a8-4a51-8da6-42325012b9d6

この2つの基準を満たす製品であれば、困ることはないはずです。

おすすめはIKEA製!

DIYもそんなにやらない超ライトユーザーの方であれば、IKEAのTRIXIGがおすすめです。

理由は以下の通り。

  • 12Vと最低限のパワーはある
  • IKEAらしいシンプルで北欧らしいデザイン
  • USB-C充電に対応
  • ケース付き
  • 安い!

基本的に電動工具メーカーは本職の方々向けの製品作りが得意です。そのため、DIY用途で販売されていても製品の作りはどうしてもプロ用途に引っ張られ、インテリアに馴染むデザインや、USB-C充電などができる製品は限られます

そんな中、IKEAは一般ユーザー向けのモノ作りのため、工具としての基本性能以外も重視して作られています。そして何より安いので超ライトユーザーならこれ失敗しないはずです

上記は、本体とバッテリーだけです。こちらも忘れずに。

1穴パンチ

キッチンクロスやシャンプーの詰め替えパックなどを、S字フックやひもで吊るして収納したい時に、1穴パンチがあると便利です。

柔らかい素材であれば、ドリルを使わずに1穴パンチで手軽に穴を開けることができます。

良く見る文房具の穴あけパンチでも代用できますが、専用の1穴パンチの方が穴の位置決めもしやすいです。

100円ショップでも購入できるので、 ぜひ試してみてください。  

水平器

水平器とは、水平を図る道具です。

鏡など少し大きなものを取り付ける時に水平器を使えば、床と平行に取り付けられます。

必須ではありませんが、見た目にこだわりたい方は揃えておきましょう。

商品自体は安いもので十分です。


以上12点が浮かせる収納を作るのに、揃えておきたいモノたちです。次に実際に浮かせる収納をつくる方法を解説します。

やって良かった我が家の浮かせる収納の成功例

浮かせる収納を始めて長い我が家ですが、そもそも数々の失敗の歴史がありました。そんな我が家のやってよかった浮かせる収納の成功例を紹介します。

リビングにホワイトボードを壁掛けしてタスク管理

リビングにホワイトボードを壁掛けしています。ゴミ捨てや、買い物、各種書類の作成・提出や支払いなどのタスク管理をしています。

元々デジタルでタスク管理をしてましたが、子供の前でスマホやパソコンを開くと必ず「お手伝い」しに来て、あらゆるボタンを押しまくります。こうなると、未完了タスクが完了になったり、そもそもアプリを開かせてくれずyoutubeを見ることになったりと、そもそも何をメモしようとしていたかすら覚えていることすら困難です。(全国のママ・パパはわかってくれるはずです。)

これが、ホワイトボードなら、子供も届かない場所にあり、アプリを開く一手間もありません。とっても快適です。

なお、固定はマステの上から強力な両面テープを貼る方法で行ってます。落ちてくることもなく安定してます。

場所を問わず浮かせたい「ハンディワイパー」

ハンディワイパーを各部屋においています。これのおかげで、気になった時に、すぐホコリ掃除が出来るようになります。

壁の状態に合わせてフックを取り付けて、タグファスナーをつければどこでも吊るせます。

キッチンスポンジを高く浮かせる

我が家はメッシュクロスをワイヤークリップで吊り戸棚の取手に浮かせてます。

濡れていてもすぐに乾くため、カビとは無縁です。

出来るだけシンクの上の高い場所に浮かせることで、乾きやすい環境にすることがポイントです。

ラップをマグネットで冷蔵庫に貼り付け

無印のラップケースとマグネットシールで冷蔵庫の横にラップを貼り付けてます。

戻す時に手が滑って落ちてしまうのが玉にキズですが、取り出しやすさ、戻しやすさは最高です。

ティッシュを壁掛け

ティッシュも各部屋に浮かせる収納してます。こうすれば、常に手の届く場所にティッシュがある環境が作れます。

フックを壁にあった方法で固定し、ティッシュボックスの裏側に穴を開けてひっかけてます。大体のティッシュは裏側に穴を空けられるようになってます。

ティッシュの箱そのままの見た目なので、あまり綺麗ではありませんが、交換が楽なのでこの方法にしています。

見た目をきれいにしたい方はそれ用のケースもあります。
参考:マグネット ティッシュケース レギュラーサイズ タワー,山崎実業

玄関にコート、帽子、マフラーなどを壁掛け

服の一時置き場用に玄関にピンフックとハンガーを壁掛けしています。

コートや、帽子、マフラーなど、部屋では着ないけど、外に出る時に玄関で着たい物をここにかけてます。

出かけるときに玄関で着て、帰ってきたらここに戻します。そして夜に次の日に着るものを準備しておくことで、生活うまく回るようになりました。

玄関に靴ブラシ、服ブラシを掛けておく

玄関ドアにはマグネットフックを使って、靴用と服用の2種類のブラシを引っかけています。

「やりたくないことは取り出しやすい場所に」という原則の実践例です。

服や靴を定期的にブラシかけるのは手間だと思いがちですが、この方法なら帰ってきた時に気軽にブラシかけができるので、コートや革靴の寿命が伸びた実感があります。

浴室の全てを浮かせる

浴室はカビ対策として、全てを浮かせてます。浴室はカビ知らずの状態を維持できてます。

おもちゃ、シャンプーボトルなどは、ワイヤーバスケットを使うと便利です。浴室にあるバー、S字フック、ワイヤーバスケットを活用して小物をぶら下げれば、8割程度は浮かせることができます。

バーだけでは物をぶら下げるスペースが足りなかったため、強力マグネットフックとワイヤーバスケットを追加で設置してます。マグネットが弱いとずり落ちるので出来るだけ強いマグネットにしましょう。

ボディタオルは、マグネットフックに直接かけています。

椅子は重く大きいので、マグネットで浮かせるのは難しいアイテムです。そのため、浴槽にひっかけるタイプの椅子を選びましたが、現状カビることなく使用できています。

以上が、我が家でやってよかった事例です。最後に本記事のまとめに移ります。

まとめ:壁を傷つけずに出来る浮かせる収納で、暮らしを快適にしよう!

今回は壁を傷つけずに浮かせる収納を作る方法について解説しました。

壁を傷つけずに浮かせる収納を作るポイントは以下の通りです。

壁を傷つけずに浮かせる収納を作る方法
  • 壁紙の場合:重さ別に、壁紙用剥がせる両面テープ、マステ+強力両面テープ、ピンフックを使い分ける
  • 壁紙ではない壁の場合:強力タイプの剥がせる両面テープを使う
  • 水回りの場合:マグネットか吸盤を使う。両面テープは避ける。

これらの方法に慣れてしまえば、家中どこでも浮かせ放題になります。道具もそんなに高くありません。まずはティッシュ一箱浮かせてみてください。

以上、hiroでした!

「浮かせる収納だけじゃなく、収納作りの基本を学びたい」という人に読んで欲しい記事がこちら!

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