こんにちは。hiroです。
「日本の家庭の家事負担をゼロにする」ことを目標に家事負担を減らす方法を研究しています。
「ミニマリストに憧れて断捨離したいけど、あそこまで徹底して物を捨てるのは現実的ではないな」と悩んでませんか?
ミニマリストの断捨離術は参考になりますが、ミニマリストではない方がそれをそのまま実践するのは難しい場合もあります。この記事では、ミニマリストではない方が無理なく断捨離を進めるためのコツを解説します。
断捨離はミニマリストになるまで極めなくても、メリットは十分感じることができるものです。
スッキリとした部屋でゆっくりとコーヒーを飲む自分を想像しつつ、ミニマリストではない方向けの断捨離術を学んでいきましょう!
断捨離とは?
「断捨離」には、様々な定義がありますが、この記事においては「物を減らすこと」とします。
断捨離に成功すると以下のようなメリットがあります。
断捨離のメリット
- 心に余裕が生まれる: 物が減ることで、視覚的なノイズが減り、心が落ち着きます。
- お金が貯まりやすくなる: 不要な物を買わなくなるため、無駄遣いが減ります。
- 家事や掃除が楽になる: 物が少ないと、掃除や整理整頓の手間が少なくなります。
- ファッションに悩まなくなる: 服が厳選されることで、コーディネートが楽になります。
- 時間に余裕が生まれる: 物の管理に費やす時間が減り、自分の時間を有効活用できます。
たくさんのメリットがある断捨離。すぐにでも実践したくなりますが、その前にコツを押さえておきましょう。
ミニマリストではない方のための断捨離のコツ
ミニマリストではない方押さえておくべき断捨離のコツは以下の通りです。
1つづつ解説します。
モチベーションを維持する仕組みを作る
1つ目のコツは、モチベーションを維持する仕組みを作ることです。
断捨離はすぐに終わるものではありません。長期戦になるため、モチベーションの維持が欠かせません。
モチベーションを保つ工夫には、進捗が見えるようにする、ゴールを小さく分解する、1箇所断捨離が終わったらケーキでお祝いする、無理な計画を立てないといったものがあります。
途中でやる気がなくなって断捨離をやめないためにも、モチベーションを維持する仕組みを作りましょう。
モチベーションを保つ具体的なコツは以下の記事を参考にしてください。
>>最新のモチベーション科学に学ぶ、片付けのやる気スイッチを押す方法
次のコツを解説します。
一度に全部片付けようとしない
2つ目のコツは一度に全部片付けようとしないことです
断捨離は時間がかかるものです。1日で家中断捨離するのは、かなり上級者向けの目標です。
小さな目標を立てて、少しずつ進めるようにしましょう。例えば、「今日はクローゼットの洋服だけ」「今日は本棚だけ」など、場所を限定して取り組むのがおすすめです。
自分が断捨離に使える時間に対して、少ないくらいの目標を立てましょう。
次のコツを解説します。
売る選択肢を持つ
3つ目のコツは、売る選択肢を持ることです。
断捨離が進まない理由の1つに、「高かったからもったいない。売れるかもしれない」というものがあります。
この時、捨てる選択肢しかないと断捨離を躊躇してしまいます。捨てる以外に「売る選択肢」があれば、断捨離をするハードルが大きく下がり、断捨離をスムーズに進められます。
売る選択肢を準備して、断捨離をスムーズに進める準備をしましょう。
次のコツにいきましょう。
預ける選択肢を持つ
4つ目のコツは「預ける選択肢を持つ」ことです。
思い出の品の断捨離はなかなか難しいものです。特に一度捨ててしまったら、買い戻せないというのが最も捨てにくい理由ではないでしょうか?
こんな時には、トランクルームなどに預けるという選択肢があります。預ければ、必要な時に取り戻すことができます。
「預ける選択肢」を持って思い出の品もスムーズに断捨離できるようにしましょう。
次のコツにいきましょう。
ゴミ箱を使いやすくしておく
5つ目のコツは「ゴミ箱を使いやすくしておく」ことです。
ゴミ箱が使いにくいと、捨てるのが面倒になり、断捨離が進まない原因になります。
ゴミ箱のサイズ、設置場所、分別など見直してみましょう。
ゴミ箱を見直せば断捨離だけでなく、部屋を綺麗に維持しやすくなります。これを機にゴミ箱を見直しましょう。
次のコツに進みます。
断捨離する基準を作る
6つ目のコツは「断捨離する基準を作る」ことです。
断捨離は細かい判断をすることが多く、続けるうちに段々と疲れていきます。この時に「断捨離する基準」があれば、疲れても最後まで判断力を維持できます。
以下の例を元に自分なりの判断基準を作ってみましょう。
- 半年使っていないものは捨てる。
- 汚れや痛みがあるものは捨てる。
- 安く買い直せるものは捨てる。
- レンタル可能なものは捨てる。
- 維持費がかかるものは捨てる。
作った基準は紙に書き出しておくことをオススメします。疲れた時にすぐに確認できる位置に貼っておければ完璧です。
次のコツを解説します。
自分に必要な量を知る
7つ目のコツは「自分に必要な量を知る」ことです。
今家にあるモノは、過去に何かしらの気に入るポイントや必要性があったものです。こういったものは断捨離しにくい性質を持ちます。
特に服の断捨離をしていると、「どれもお気に入りでそのうち着るし、取っておこう!」と判断しがちです。ただし、こうなると、全く断捨離が進みません。
そこで、自分に必要な量をあらかじめ知っておけば、お気に入りの中でも選ばれたお気に入りに絞り、断捨離を進めることができます。
続いて、次のコツについて解説します。
正しい優先順位をつける
8番目は「優先順位を正しくつける」ことです。
断捨離には正しい優先順位があります。大きく判断が簡単なモノが最優先で、判断が難しく小さいものは後回しにしましょう。
判断しやすい | 判断しにくい | |
大きい | 最優先 例:押入れの奥に眠ったモノなど | 3番目 例:ソファ、椅子など |
小さい | 2番目 例:壊れたペンなど | 後回し 例:書類など |
断捨離には時間がかかります。優先順位を間違うと、「頑張っているのに効果が出ない」状態になってしまいます。優先順位を意識して、少ない労力で大きな効果を得ることを目指しましょう!
参考:どこから断捨離すべき?コスパの良い優先順位を解説|時間がない方向け
次のコツに移ります。
家族も一緒に作業する
9番目のコツは「家族も一緒に作業する」ことです。
家族のモノは自分だけの判断では捨てられないため、断捨離が進みにくい傾向があります。
そこで、家族も一緒に作業するようにしましょう。家族も一緒に作業すれば、その場でどうするか判断していくことができます。
ここまでで9個のコツを解説しました。これらのコツを押さえればミニマリストではない方も断捨離に成功できるはずです。ただ、こんなにたくさんのコツを一気には押さえられないと感じている方もいるでしょう。次は具体的にどのような手順で進めれば全てのコツを押さえられるか解説します。
コツを抑えた断捨離の手順
以下の手順で断捨離を進めれば、これまで紹介したコツを全て押さえられます。
- スケジュールを決める: 家族の予定も合わせて一緒に作業できる日を選びましょう。
- ゴールを決める: 正しい優先順位で、簡単に達成できそうな小さなゴールを設定しましょう。きちんとゴールを達成できれば、次回へのモチベーションにつながります。
- 準備する: 少しやることが多いステップです。ゴミ箱の整理、売却先を選ぶ、預け先を選ぶ、自分に必要な量を考る、断捨離の基準を決めて紙に書き出すといった5つの準備をしましょう。
- 分類する: まず対象となる場所の物を全て出します。そこから準備した基準に沿って1つづつ分類しましょう。
- 処分する: それぞれの処分方法に従って、物を手放します。
この手順に沿っていけば、ミニマリストでないあなたにも断捨離に成功できるはずです。
ここまでで断捨離のコツと進め方を解説しました。次はアイテム別のコツを解説します。
アイテム別の断捨離のコツ
ここではアイテム別に押さえたい断捨離のコツを紹介します。
洋服、靴、バッグの断捨離のコツ
洋服は、自分に必要な服の量を把握するのがポイントです。
自分の体は一つしかなく、一度に着れる服の量は限られています。一方、「全部お気に入りだから捨てられない!」という気持ちになりやすいものです。
準備する段階で、自分に必要な服リストをあらかじめ考えておけば、断捨離本番の日もスムーズ進みます。
自分に必要な服の量を把握する方法は以下の記事で詳細に解説しています。
参考:私服を制服化したい人のための完全ガイド【あなたに必要な服はいくつ?】
本・雑誌の断捨離のコツ
本や雑誌は、「いつ読めるのか」を具体的に考えてみましょう。読みかけでも、もう読む時間がなさそうな本は断捨離しても良いサインです。
ただし、以下のような本・雑誌は無理に捨てる必要はありません。
- 仕事関係の専門書や、教科書:こうした本はいつ必要になるかわからないものの、定期的に読むタイミングがあるはずです。
- インテリアの一部になっているもの:これらは本ではなくかざりとして扱いましょう。捨てる時は、インテリアを変えようと思った時です。
- 思い出がある本:例えば、受験勉強で書き込みまくった問題集、もう高校生になった息子が小学生時代に落書きした教科書などです。これらは1点モノです。捨てずに宅配型トランクルームに預けましょう。
また、今後本を買うときは電子書籍を優先しましょう。電子書籍なら何冊持っていてもスペースを圧迫しません。
書類の断捨離のコツ
書類は後回しにするのがおすすめです。書類は判断が難しい割に、断捨離してもスペースはあまり空きません。優先順位が低いものだと考えましょう。
しかし、いつかは手をつける時が来ます。その頃までに、自分なりの断捨離をしっかりと確立しておきましょう。
食器の断捨離のコツ
食器の断捨離には必要な食器の量の把握が有効です。
残すべき食器の量を決めるには以下を考慮しましょう。
- 食器洗いは1日何回する?ためてしまうことはある?
- 家族は何人?
- どんな料理をする?
- 来客は最大でどのくらいくる?
- 来客とはどのような間柄?
また、最近では来客に使う食器についても意識が変わってきているようです。
株式会社カウネットの調査によると、来客の約7割は紙コップの飲み物を提供されても失礼とは思わない様子で、むしろ衛生的で良いという意見もあります。これは職場における調査ですが、家庭においても同様の意識変化があるかもしれません。
もちろん来客の考え方にもよるため一概には言えませんが、来客用の食器を全て揃えなければならないという時代から変わってきていることは覚えておいても良いかも知れません。
子どものおもちゃの断捨離のコツ
子どものおもちゃの断捨離は、お子さんの年齢によって対応が異なります。
まだ自分で判断できない年齢の場合
子供の代わりに親が断捨離してあげましょう。
ただし、捨てるおもちゃは一定期間保管することが必須です。後になって「あれがない!」と泣いてしまった時に備えましょう。ただ、ほとんどの場合そのまま忘れてくれます。
また、全て親が断捨離するのではなく、小さなうちから一緒に練習してあげることも大切です。そうすれば片付けが得意な子に成長してくれる・・・かも知れません。
自分で管理できる年齢の場合
自分で管理できる年齢の場合は、お子さんの意見を尊重しましょう。
親が勝手に捨ててしまうことだけは避けなければなりません。
もし、おもちゃを溜め込んで困っているようであれば、まずは親が整理整頓のスキルを身につけ、お子さんに片付けの仕方を教えてあげるアプローチをとりましょう。
子どものおもちゃの断捨離は、お子さんの年齢に合わせていく必要があります。お子さんの片付けの練習も兼ねて、うまく断捨離を進めていきましょう。
オタクグッズの断捨離のコツ
オタクグッズは、無理に手放す必要はありません。
ただ、家のスペースという現実的な問題もあり、どうしても断捨離しなければならない場合もあるでしょう。
そんな時、捨ててしまうのはつらいという方も多いはず。辛い思いをして捨てるくらいなら、本記事でも度々紹介している宅配型トランクルームに預けましょう。
宅配型トランクルームなら、必要な時に取り戻すことができるため、心理的な負担を大きく減らすことができます。
アイテム別のコツは以上です。最後に今回の内容をまとめます。
まとめ:断捨離のコツを押さえれば誰でも断捨離に成功できる!
今回は、ミニマリストではない方のための断捨離のコツについて解説しました。
ミニマリストではない方のための断捨離のコツは以下の通りです。
これらのコツを抑えれば、誰でも断捨離に成功できます。
これを機に断捨離を始めて、散らかった部屋から卒業しましょう!綺麗でスッキリした部屋でのむコーヒーは格別ですよ。
「よし!断捨離を始めよう!」と決意した方は以下の記事を確認しましょう。最初の1歩目から迷わずに進められるように、まず何をどんな順番で進めれば良いか、丁寧に手順を解説しています。
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