こんにちは。hiroです。
「日本の家庭の家事負担をゼロにする」ことを目標に楽な片付け術を発信しています。
- どこから断捨離するのが効率的?
- 何から始めて、どんな手順で進めれば良い?
- 誰か、断捨離マニュアルをください・・・
断捨離をやりたいと思っても、初心者の方はまず何から手をつけるべきかわからないですよね。手順を間違うと、断捨離が思うように進まなかったり、捨てすぎて生活が不便になります。
この記事では、断捨離の手順を初めての方でも迷わないように細かすぎるくらい解説しています。
この記事の通りに実践すれば、誰でも失敗なしで、最も効率的に断捨離を進められます。
初心者の方が断捨離を失敗なく進めるには、本番だけでなく準備を含めて進めることが大切です。しっかりと「準備→本番」の順番で進めて、初めての断捨離に成功しましょう!
断捨離とは?
断捨離についてはさまざまな定義がありますが、今回はシンプルに「ものを減らすこと」とします。
初心者でも成功する断捨離手順

以下のステップに沿って実施すれば、初心者でも迷わず断捨離に成功できます。
day 1:準備日
- 断捨離するための時間を確保する
- どこから断捨離するか、順番を決める
- 「預ける」選択肢と、「売る」選択肢について調べておく
- 分類基準を紙に書いておく
day 2〜:断捨離を実行する日
- 断捨離する3つの経路(捨てる、売る、預ける)を準備をする
- 一時置き場を準備する
- 全部出す
- 分類する
- 断捨離したものの後処理をする
- 次の時間を確保。(断捨離する場所が無くなったら終わり!)
まずは1日目にやることを解説します。
Day 1:断捨離の準備

まずは断捨離をせず、準備を整える日を1日作りましょう。
早ければ1時間程度で終わるため、休日を1日使う必要はありません。平日の夜などにまとまった時間をとりましょう。
準備日にやることは以下の3つです。
- 断捨離するための時間を確保する
- どこから断捨離するか、順番を決める
- 「預け先」と、「売り先」を決める
- 分類基準を紙に書いておく
断捨離するための時間を確保する
1つ目のステップは断捨離するためのまとまった時間を取ることです。いくつかポイントがあります。
初めて挑戦する場合は、半日くらいを目安に時間を確保:1日だと疲れすぎてしまい、それ以上短いと断捨離が終わらない可能性があります。ただ、慣れてくれば15分くらいのスキマ時間でも軽く断捨離できるようになってきますので、自分の慣れ度合いに応じて時間を確保しましょう。
可能なら家族の予定も合わせて日程を決める:家族のものは自分だけの判断では捨てられません。この問題は、家族も一緒に断捨離すれば解決します。できるだけ家族の予定も合わせましょう。
断捨離の時間を確保したら、ステップ2に移りましょう。
どこから断捨離するか、順番を決めてリスト化する
どこから断捨離を始めて、どの順番で進めるかを決めて、紙に書き起こしましょう。
例えば、「押入れ上段→押入れ中段→押入れ下段→クローゼット上段→キッチン吊り戸棚の中→冷蔵庫→リビング・・・」のように書いていきましょう。
順番を紙に書いておくことで、以下のメリットを得られます。
- 本番どこから始めるべきか迷わない
- 1日で終わらなかった時に、2日目にスムーズに引き継げる
- 進捗が見えるとモチベーションが上がる(参考:最新のモチベーション科学に学ぶ、片付けのやる気スイッチを押す方法)
断捨離の順番を決める時のコツを紹介します。
優先順位を考える
初めて断捨離に挑戦する場合、優先順位をよく考えましょう。
断捨離には時間がかかります。なんとなく手に取りやすい場所から始めてしまうと、「頑張った割に断捨離のメリットが感じられない・・・」という状態になる可能性があります。
具体的な優先順位の付け方は以下の通りです。
判断しやすい | 判断しにくい | |
大きい | 最優先 例:押入れの奥など | 3番目 例:ソファ、椅子など |
小さい | 2番目 例:壊れたペンなど | 後回し 例:書類など |
参考:どこから断捨離すべき?コスパの良い優先順位を解説|時間がない方向け
初心者こそ、少ない労力で断捨離の効果を実感しやすいコスパの高い場所から始めましょう。
断捨離する目標を小分けにする
断捨離する目標を小分けにしましょう。
理由は以下の通りです。
- 小分けの目標を達成すると、モチベーションが上がる
- 1日で終わらなかった時に、2日目にスムーズに引き継ぎやすい
最低限、1日で必ず達成できるくらいには小分けにしましょう。
初めての場合、どのくらいなら1日で終わるかわからない方も多いはずです。その場合、最初に直感で分けて、その半分に分けましょう。細かく分けすぎて困ることはありません。
断捨離の順番をリスト化できたら、次のステップに移ります。
「預け先」と、「売り先」を決める
断捨離がうまく進まない最大の原因は、「高かったからもったいない」、「思い出が詰まっていて捨てられない」と思う気持ちです。
そこで、「捨てる」、「捨てない」の中間の選択肢「売る」、「預ける」を作ってあげましょう。
- 高かったからもったいない → 売ってスッキリ!
- 思い出が詰まっていて捨てられない → 預けるだけなら、いつでも取り戻せる!
「売る」「預ける」の選択肢を作るだけで、自分の気持ちに無理に逆わなくても、スムーズに断捨離が進みます。
ここで「どうやって売るか?」「どこに預けるか?」をしっかり決めておくことが大切。断捨離本番の日に「売り先」や「預け先」をゆっくり調べる余裕はありません。
「売る」って具体的にどうすれば良いの?
基本的には、取扱い商品が広い、出張買取業者がオススメです。
フリマアプリを使わない理由: 断捨離中は、様々なジャンルのものを大量に売りたくなります。これら全てをフリマアプリなどで売るのは、時間と手間がかかりすぎてしまうため現実的ではありません。
参考:メルカリがめんどくさいと感じたら|断捨離中はメルカリを避けるべき5つの理由
出張買取業者をオススメする理由: 家まで来てくれるので、断捨離したものを運ぶ必要すらなく、手間なしで一気に断捨離が進みます。
取扱い商品が広い出張買取業者なら、すぐに買取が完了、それなりの高値も期待できます。せっかく断捨離したのだからサッと売ってスッキリしましょう。
「売る選択肢」が理解できたところで、「預ける選択肢」も見ていきましょう。
「預ける」って何?
思い出が詰まっていて捨てられないという気持ちは誰にでもあるものです。例えば、サイズアウトした子供の服や、新婚旅行の時に買ったお土産は何年経っても捨てられません。
そんな時はminikuraやサマリーポケットに代表される宅配型トランクルームを使いましょう。
宅配トランクルームとは、手頃な料金(320円~)で自宅の荷物を保管のプロに預けるサービスです。清潔な保管環境で、セキュリティも強固、預け入れや取り出しも宅配で簡単にできるのが特徴です。
預ける最大のメリットは欲しい時に取り戻せることです。思い出を見返したくなった時に取り出して、思い出を振り返れます。預ければ、思い入れがあって断捨離が進まない方でも、罪悪感なくモノを減らしてスッキリできます。
以下の記事を参考に「どのサービスに預けるか」を決めておきましょう。
以下の記事では、宅配トランクルームとは?から、預けたい物別のおすすめサービスまで詳細に解説しています。
参考:信頼できる宅配型トランクルームおすすめ3選|預けるのが不安な方へ
「売る」「預ける」選択肢について学んだら、次のステップに進みます。
分類基準を紙に書いておく
分類基準を紙に書いておきましょう。
断捨離当日はだんだんと疲れてきて判断力がなくなったり、基準がブレてきたりします。そんな時に、分類基準が紙に書いてあると作業を続けやすくなります。
分類基準は、自由に作ってOKです。迷ったら以下を基準に作りましょう。
使う場面が具体的に想像できる?:想像できれば、そのまま使う場所に収納しましょう。想像できなければ、次の質問に移ります。
思い入れはある?:あるならば、「預ける」に分類しましょう。特に思い入れがなければ、次の質問です。
高価なモノ?:高価ならば「売る」に分類しましょう。安いものであれば、「ゴミ箱」に捨てます。なお、ここでどうしても迷うなら以下の記事を参考に1つの明確な基準を持つようにしましょう。(参考:断捨離したら売るよりも捨てるべき?断捨離を始める前に知っておきたい判断基準)
簡単で構いませんので、分類基準を紙に書き起こしておきましょう。
断捨離しつつ片付けも進めたい方は、もう少し細かく分類する必要があります。以下の記事を参考に、片付けも含めた分類表を作ってみましょう。
参考:【片付けのための分類法を徹底解説】これであなたも片付け上手に!
1日目は以下の4つを実施して終了です。
- 断捨離するための時間を確保する
- どこから断捨離するか、順番を決める
- 「預け先」と、「売り先」を決める
- 分類基準を紙に書いておく
もし時間が余れば、そのまま断捨離実行してしまっても構いません。
Day 2:断捨離の実行日

本番は以下の手順で進めましょう。
- ゴミ箱、売る箱、預ける箱の3種類を準備
- 一時置き場を準備する
- 全部出す
- 分類する
- 断捨離したものの後処理をする
- 次の時間を確保。(断捨離する場所が無くなったら終わり!)
1. ゴミ箱、売るBOX、預けるBOXの3種類を準備
ゴミ箱、売るBOX、預けるBOXを準備しましょう。一時的に使うだけなので、袋や段ボールなどで構いません。
- 量が多すぎて、袋に入らない場合は?: マスキングテープを使うと便利です。床に線を引いて、その内側にあるものを「売るもの」、「預けるもの」とすれば簡単に分けることができます。
- ゴミの分別も意識してゴミ箱を準備しよう: ゴミの分別も同時に行えば後が楽です。
参考:ゴミ箱は片付けの第一歩【片付いた家が外さないゴミ箱のポイント6選】
ゴミ箱、売るBOX、預けるBOXの3種類を準備できたら、次に進みましょう。
2. 作業スペースの確保
断捨離の作業スペースを確保しましょう。
- 断捨離したいものを作業スペースに全て出す
- 1つづつ処理
- 作業スペースが空になったら完了!
普段使っている机などで構いません。なければ床にマスキングテープなどで線を引きましょう。
とにかく、少し広い、何もない場所を確保しましょう。
普段の生活でも、少し広い、何もない場所をあえて確保しておくと生活にゆとりができます。
参考:一時置き場に必須のルール2選!片付いた家でゆっくり時間を過ごそう
3. 全部出す
Day 1で作った断捨離順リストに沿って、断捨離すると決めた場所から始めます。
中にあるものを作業スペースに全て出しましょう。
今一時置き場にある物が、今回の断捨離のターゲットになります。
4. 分類する
今回の断捨離のターゲットになっている一時置き場にあるモノを準備に作っておいた判断基準に沿って1つづつ分類しましょう。
少し厳しいですが、保留はなしです。
何年か前の海外旅行で買ったお土産Tシャツの例: Tシャツとして普段着るなら洗濯物置き場へ、思い入れがあるなら預けるBOXへ、捨てるならゴミ箱へ分類します。
一時置き場が空になったら、一旦終了です。
時間に余裕があれば、1つ前の「全部出す」の手順に戻って、新しい場所に着手しましょう。残り1時間程度になったら、次のステップに進みましょう。
5. 断捨離したものの後処理をする
ここで後処理までしっかり行うのが最も重要です。自分の気が変わらない今のうちに全て処理しましょう!
預けるもの:思い入れのあるものは特に後から気が変わりやすいです。ここまでの努力を無駄にしないためにも、すぐに宅配型トランクルームを申し込みましょう。
参考:信頼できる宅配型トランクルームおすすめ3選|預けるのが不安な方へ
売るもの:このタイミングを逃すと「売らなきゃ〜」と思いつつも行動できない状態にハマります。今日頑張った分をしっかり断捨離するためにもすぐに買取予約をしましょう。
参考:断捨離をグッと前に進める買取業者の選び方とオススメのお店を紹介
捨てるもの:ごみ収集日が決まっていて全てをすぐに捨てられない方も多いかもしれません。そんな時でもゴミの分別まではしっかりやっておきましょう。
参考:ゴミ箱は片付けの第一歩【片付いた家が外さないゴミ箱のポイント6選】
後処理が終われば、本日の断捨離は完了です。まだ断捨離する場所が残ってる場合は、次の断捨離日を決めましょう。
6. 次の時間を確保する(断捨離する場所が無くなったら終わり!)
まだ断捨離する場所が残っている場合、次の日程を決めましょう。
決め方は準備の日に行った「断捨離するための時間を確保」と同じです。半日くらいを目処に、家族も一緒に作業できる日を確保しましょう。
最後に今回の内容をまとめます。
まとめ:初めての断捨離を成功させて、スッキリした気持ちを体験しよう!

今回は断捨離の手順について解説しました。
断捨離の手順は以下の通りです。
day 1:準備日
- 断捨離するための時間を確保する
- どこから断捨離するか、順番を決める
- 「預ける」選択肢と、「売る」選択肢について調べておく
- 分類基準を紙に書いておく
day 2〜:断捨離を実行する日
- 断捨離する3つの経路(捨てる、売る、預ける)を準備をする
- 一時置き場を準備する
- 全部出す
- 分類する
- 断捨離したものの後処理をする
- 次の時間を確保。(断捨離する場所が無くなったら終わり!)
この手順通りに実行すれば、あなたも必ず断捨離に成功します。
断捨離に成功すれば、物が少ないスッキリしたきれいな部屋が手に入ります。
ただし、家全体の断捨離を終えるには何度か作業を繰り返す必要があります。長期的に頑張ってみよう!と思った方は、まず今日の夜、時間を作って断捨離の準備をしてみましょう。
断捨離に挑戦する前に、コツを知っておきたいという方に読んでほしい記事がこちら!