こんにちは。hiroです。
「日本の家庭の家事負担をゼロにする」ことを目標に家事負担を減らす方法を研究しています。
物の住所が重要なのはわかっているけど決められない!と悩んでませんか?
そんな時は以下の5つのポイントを押さえましょう。
物の住所を適切な場所に決める方法を習得すれば、家がキレイに片づき、日々のストレスがどんどん減っていきます。
今回は、物の住所を上手に決めるポイントから、実際に物の住所を決める具体的な手順まで解説します。この記事を読めば、片付け上手になるには必須のテクニックである物の住所の決め方を習得し、片付け上手に近づけますよ。
物の住所とは?
物の住所とは、物を収納する場所のことです。
こんまりさんの著書「人生がときめく片づけの魔法」には、以下のような記載があります。
片づけでやるべきことは大きく分けて、たった二つしかありません。「モノを捨てるかどうか見極めること」と「モノの定位置を決めること」。この二つができれば、片づけは誰でも完璧にできるのです。
近藤麻理恵. 人生がときめく片づけの魔法 改訂版 (Japanese Edition) (Kindle Locations 314-316). Kindle Edition.
物の住所が決まれば、後はそこにしまうだけです。片付いた家を実現するために必須のテクニックなので、この記事を読んで物の住所の決め方を習得しましょう。
次に物の住所が大切な理由についてみていきます。
物の住所が大切な理由
物の住所が大切な理由は以下の通りです。
物の住所を決めれば、家が片付くだけでなく、ストレスの低減や時短にもつながります。
しかし、物の住所を決められないと悩む方も多いはずです。
なぜ物の住所を決められないでしょうか?
なぜ物の住所を決められないのか?
物の住所を決められない理由は、そもそも物の住所を決めるのは難しいためです。
物の住所を決める時にはとても多くのことを考える必要があり、物の住所には正解がありません。そのため、多くの方が迷ってしまい「決められない」という状態になってしまうのです。
ではどうすれば良いかというと「とりあえず決めて後から改善」する方法をおすすめします。詳細は後述します。モノの定位置には正解も不正解も存在しません。考えすぎずどんどん決めていきましょう。
ただ、物の住所を決めるポイントは知っておく必要があります。次に物の住所を決める時に考慮すべきポイントを5つ紹介します。
物の住所を決める際に考えるべき5つのポイント
ここでは、物の住所を決める際に考えるべき5つのポイントを紹介します。
ポイントは以下の通りです。
これら全てのポイントを抑えた収納場所を決められればベストですが、多くの場合は全てのポイントは抑えられません。
例えば、「使う場所に近いココにおきたいけど、もうスペースがない。」といった状況はよく起こります。
5つのポイントをバランスよく考慮し、完璧ではなく最適な場所を探しましょう。それぞれのポイントについて詳しく解説します。
どんな場面で使う?
モノが使われる場面を考えて、同時に使うものはまとめて収納することを心がけましょう。
必要なモノがまとまって収納してあれば、使う時の準備の手間を減らし、やりたいことに集中できます。
例えば、ランニングにはTシャツ、パンツ、靴下、帽子、サングラスなどが必要になります。これらを別々に収納するのではなく、「ランニングセット」として、まとめて収納しましょう。
ただし、日常的にいろいろな場面で使うものなど例外もあります。例えば、ハサミやペンなど様々な場面で使うものは、場面ごとの収納に適していないことも多いです。
モノをいつ、誰が、どのように使うのかをしっかりイメージして同時に使うものはまとめておいておくと毎日が便利になります。
どのくらいの頻度で使う?
どのくらいの頻度で使うのかを考え、頻繁に使うものは自然に手の届く範囲に収納しましょう。
腰を曲げたり、背伸びが必要な場所には、使用頻度が少ない物を収納するようにしましょう。
潜り込んだりするような必要がある場所には、そもそもモノを収納しないことをおすすめします。
頻繁に使うものほど、体の動作がすくなくて済む場所に収納しましょう。
どこで使う?
モノの住所は、モノが使われる場所に近ければ近いほど良いです。
玄関で使うものは玄関付近に、リビングで使うものはリビングに収納しましょう。
ただ、スペースの制約などから全てのモノを使われる場所の近くに置けない場合もあります。その場合は動線を意識しましょう。一筆書きのような動線が実現できれば、ベストです。
使う場所のできるだけ近く、難しければ一筆書きの動線になるように物を配置しましょう。
自分のやる気と必要性は?
その作業への「やる気」と、「必要性」を考えましょう。以下のように収納場所を変えることがおすすめです。
やりたい | やりたくない | |
必要 | 2番目に使いやすい場所 | 最も使いやすい場所に収納 |
あまり必要ではない | 最も使いにくい場所に収納 | 捨てる |
例えば、ほとんどの方にとって掃除は「やりたくないが、必要性は高いもの」です。反対にテレビやネットフリックスを見ることは「やりたいけど、必要性は低いもの」です。
掃除道具は「やりたくないが、必要性は高いもの」なので、できるだけ取り出しやすい位置に収納し、テレビのリモコンは「やりたいけど必要性は低いもの」なので、あえて高い棚の上などの取り出しにくい位置にしまいましょう。
こうすることで、自然と自分をやるべきことをやるように仕向けることができます。
どのくらいのスペースが使える?
つかいやすい収納を実現するには、使えるスペースを全て使うのではなく、7割くらいに留めておくことが必要です。
100%詰め込んでしまうと、取り出しにくく、しまいにくい収納となってしまいます。
もし、使えるスペースの7割を超えてしまいそうな場合は、収納が不足しています。「モノを減らす」→「モノを預ける」→「収納を増やす」の順番で対策しましょう。
収納不足を解消する具体的な方法は以下の記事で詳細に解説しています。
参考:【収納が足りない】狭い部屋でも収納力を増やす3STEPとは?
ここまでで、物の住所を決める際に考えるべきポイント5つを紹介しました。次に「ポイントはわかった!だけど結局何から手をつけたらいいの?」という方向けに具体的な手順を紹介します。
誰でも簡単に物の住所を決める手順
ここでは、実際に物の住所を決めていきたいという方向けに具体的な手順を紹介します。
手順は以下の通りです。
それぞれの手順について解説します。
1:必要なものを準備する
ラベリンググッズを準備しましょう。必要なものは以下です。
物の住所は決めるより維持する事が大切です。そのため、最低でもマステとペンは必ず準備しましょう。
2:住所を決めたい物を1箇所に集める
住所を決めたいモノを1箇所に集めましょう。この時、住所を決めたい物以外はその場所におかないようにすることがポイントです。
こうする事で以下のメリットが得られます。
- 住所が決まるたびにモノが減るので作業のモチベーションが上がる。
- 住所未定のモノだけが集めてあるので、住所を決める事だけに集中できる。
場所は一時置き場を活用しましょう。一時置き場は、通常空いているため、住所を決めたいモノを置いておくスペースを作る手間が省けます。
一時置き場ってなに?と思った方は以下の記事を参照してください。
参考:一時置き場に必須のルール2選!片付いた家でゆっくり時間を過ごそう
3:定位置を決めたい物を1つだけ手に取る
定位置を決めたい物を1つだけ手に取りましょう。
ポイントは1つだけであることです。基本的に人はマルチタスクは苦手な生き物です。物の住所を決める複雑な作業に取り組むのに、自ら難易度を上げる必要はありません。
つい、複数同時に処理したくなる気持ちはわかりますが、1つだけに集中して定位置を決めましょう。
4:そのモノが使われる場面を具体的に想像する
モノがどのように使われる物なのかできるだけ具体的にイメージしましょう。
ここが具体的であればあるほど、より良い定位置を決められるようになります。
なかなか使用する場面を想像するのが難しいという方は、以下の記事を参考にしてください。
参考:【片付けのための分類法を徹底解説】これであなたも片付け上手に!
5:紹介した5つのポイントを確認しつつ直感で場所を決める。
紹介した5つのポイントを頭に入れつつ、直感に従ってモノの住所を決めてください。
片付けに取り組んでいると物の住所は一度決めたら変えられないような気がしてきますが、そんなことはありません。簡単に変えられます。
むしろ1回で最適な物の定位置を決められることは稀です。後から定位置を変更し、だんだんと使いやすい配置になっていく場合がほとんどです。
最初は6割くらいの精度で良いので、とにかく決めて後から改善することを意識しましょう。
「10秒以内に決める!」と言った時間制限を設けるのも良いアイデアです。
6:決めた場所を守れるようにしっかりラベリングする
定位置が決まったら、ラベリングをしましょう。ラベリングにより以下の効果が得られます。
- 決めた場所がブレない。
- 家族全員に片付けの習慣つく。
- 収納場所を改善していく時の基準になる。
特に改善の基準になるのはとても重要であるため、ラベリングは必ず行いましょう。
ラベリングに使うものグッズ自体は出しっぱなしか、最も取り出しやすい位置に収納しましょう。ラベリングについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。
参考:リバウンドを防ぐラベリング術|テプラとマステだけで片付く収納が作れる!
7:改善する。
定期的に物の住所を見直して改善しましょう。気になったタイミングで構いません。これまでの手順を繰り返せば自然と最適な住所へと落ち着いていきます。
また、生活は年月と共に変わっていきます。
お子さんは数年おきに、保育園や幼稚園、小学校、中学校と進学していき、必要なものも大きく変わります。また、自分自身も職場や趣味が変わるかもしれません。
常に片付いた使いやすい家をキープするためには、物の住所を定期的に見直して環境の変化に柔軟に対応することが大切です。
まとめ:物の住所の決め方を覚えて、日々のストレスから解放されよう!
今回は、物の住所の決め方について解説しました。
物の住所を決めるポイントは以下の5つです。
物の住所を決めるテクニックを習得すれば、家がキレイに片づき、日々のストレスもどんどん減っていきます。
無理なく、楽しく収納を工夫して、暮らしをより快適にしていきましょう。
以上、hiroでした!皆さんの片付けアイデアも募集しています。
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以下の記事では、頑張らなくても自然に片付くテクニックを紹介しています。片付ける時間がないけど、綺麗な部屋で生活したい方はぜひチェックしてください。
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