【片付けのための分類法を徹底解説】これであなたも片付け上手に!

楽な片付け

こんにちは。hiroです。
「日本の家庭の家事負担をゼロにする」をモットーに家事負担を減らす方法を発信しています。

今回は以下のようなお悩みを持つ方に役立つ記事です。

この記事で解決できるお悩み
  • 片付けで分類が大切らしいけど、どうすれば良いかわからない。
  • 頑張って片付けているけど、なんか片付いている気がしない。
  • 断捨離が上手く行かない。
  • 片付けているけど、すぐ散らかる。

片付けをスムーズに進めて、リバウンドも防ぐ最も大切なコツは、モノを適切に分類して、収納場所を明確に決めることです。

しかし、実際にモノを分類して収納場所を決める作業をやってみると、判断に迷うものも多く、意外と難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

私も学生の頃は片付けが苦手で、収納場所を決める作業に何度も挫折してきました。

しかし、今ではモノを分類し収納場所を決める方法を身に付けて、片付いた部屋で快適に暮らせています。男の子2人の子育て中なので、部屋を散らかされることも多いのですが、すぐに戻せる部屋を実現できています。

今回は私の経験を踏まえ、意外と難しいモノの分類を誰でも、簡単に分類できるようになるフローチャートを作成しました。

このチャートを使えば、質問に答えていくだけで適切にモノを分類し、最適な収納場所までイメージできるようになります。

このチャートを活用し、今日から片付け上手になりましょう!

片付けのための「分類」とは?

ここでは、片付けのためにモノを分類するというのが、どういうことなのかを説明します。

モノを分類する基準はたくさんにありますが、この記事では「片付けに役立つ」という点を重視して以下を基準にモノを分類していきます。

片付けに役立つ分類の基準
  • 使用頻度
  • 使用する場面
  • 使う予定の有無
  • 自分の気持ち

このような点を基準に分類することで、収納場所を決める際にも悩むことが少なくなります。

次はモノを分類することで、片付けが進む理由について解説します。

片付けで「分類」が大切な理由

片付けで「分類」が大切な理由は、分類ができないと収納場所を決められないためです。

例えば、Tシャツについて考えます。

一言でTシャツと言っても、部屋着、パジャマ代わりに使うもの、出かけるときのおしゃれ服、スポーツジムで使うもの、もう気に入っていないものなどその性質は1枚1枚異なります。

ここを無視して「Tシャツだから」と、クローゼットの引き出しにしまってしまうと、たまに着たくなった時に探しても見つからなかったり、引き出しの中がいつの間にかパンパンになってしまったりします。

このように、分類をしないまま収納場所を決めてしまうと、使いにくい収納が完成し、片付いた部屋を維持するのは難しくなります。

適切に分類し、収納場所を決め、自然にそこに戻したくなる収納をつくることができれば、部屋は自然と片付くようになります。

次は、フローチャートを使った、誰でも簡単にモノを分類できる超具体的な方法をお伝えします。

片付けのために分類する超具体的な方法[フローチャート付き]

分類フローチャート

上記のフローチャートを使用すれば、誰でも簡単にモノを分類していくことができます。

使い方は気になるモノを1つ手にとって、質問に答えていくだけです。

高画質なPDF版もダウンロードできるので、家にある気になるものを例に分類してみてください。

以下では、それぞれの質問項目・分類結果について詳しく解説していきます。

質問項目についての解説

ここでは質問項目について解説します。

使う場面を具体的に想像できる?

分類は、まずこの質問から始めます。

いつ、どのように使うものなのか出来るだけ具体的に想像しましょう

例えば、1つのコートを考えます。お気に入りのものであれば、〇〇に出かける時に着ていこう!と具体的な想像ができると思いますが、あまり気に入っていないコートの場合、そのコートを着て行きたい場所やタイミングがあまり思い浮かばないかもしれません。

その場合、気に入っていないコートは「使う場面を具体的に言えない」と判断してください。

いつ、どのように使うものなのかをできるだけ具体的に想像することが大切です。

「Yes」の場合は「週1回以上使う?」に移ります。

「No」の場合は「これは部屋の飾り?」に移ります。

週1回以上使う?

日常的に使うものかどうかを判断します

大切なことは、使用する状況を具体的に想像することです。

例えば、手帳と一緒に持ち歩き毎日使っているペンは「Yes」と判断しますが、引き出しの奥に眠ったインクが出るかもわからないようなペンは「No」と判断してください。

「Yes」の場合は「個別収納」に分類されます。

「No」の場合は「1年以内に使う?」に移ります。

1年以内に使う?

日常的に使わないモノは、それを使う頻度を考えてください

これも使用する状況を具体的に想像することが大切です。

例えば、来客用の布団は友人や、親戚が頻繁に泊まりにくるなら、1年以内に使う可能性は高いでしょう。ただし、泊まりに来たとしても近くのホテルに泊まることが多いなら、1年以内に使う可能性は低くなります。

みなさんのご家庭の状況に合わせて、1年以内に使う予定があるかどうか判断してください。

「Yes」の場合は「セット収納」に分類されます。

「No」の場合は「そのときにこれを使いたい?」に移ります。

そのときにこれを使いたい?

1年以内に使わないモノに関して、この質問をします。

この質問のポイントは、何年も使わないものは管理する手間が発生すること、数年という時間、レンタルという選択肢を頭に入れて考えることです。

例えば、スノーボード用のウェアを分類してみましょう。

子供が生まれる前は毎年行っていましたが、子供が生まれてからはしばらく行けなくなります。

数年後に「また行こう!」と思った時に、そのウェアを着るためには、カビなどを発生させないように数年間収納し、着る時にも洗濯し直す必要があるでしょう。

数年後にはデザインの好みや流行りも変わっているかもしれません。

また、スノーボード用ウェアや、来客用布団、礼服など、使う頻度が少ないモノたちはレンタルすることができるものも多いです。

1年以上先に使わないモノに対しては、こういったことを踏まえて、これを使いたいかどうか考えましょう。

「Yes」の場合は「セット収納」に分類されます。

「No」の場合は「思い入れはある?」に移ります。

これは部屋の飾り?

使用する具体的な場面が浮かばないものに対して、この質問をします。

飾りは、常に目に付きやすい場所にキレイにおいておく必要があるため、その他のものとは収納方法が異なります

そのため、普段使用して役割を発揮するモノとは別に分類していきます。

「Yes」の場合は「今飾れる?」に移ります。

「No」の場合は「思い入れはある?」に移ります。

今飾れる?

飾りと判断されたモノについては、今飾れるか判断してみましょう。

考えるポイントは、今飾りたいか飾る場所は取れるかということです。

特に飾る場所についてはよく考えましょう。

おしゃれにモノを飾る簡単なコツは、周りの余白を多くとることです。

ぎゅうぎゅう詰めにしておしゃれに感じさせるためには上級者のテクニックが必要となります。

また、今飾ってあるモノについては、それが飾りとしてちゃんと部屋の雰囲気を良くしているかどうかを考えましょう。

ホコリなどが溜まっていたり、色あせたりしてしまって、飾りとしての役目が果たせていないかもしれません。

その場合には、掃除するか、その飾りを役割を考え直す必要があります。

「Yes」の場合は「飾る」に分類されます。

「No」の場合は「飾る予定はある?」に移ります。

飾る予定はある?

今はかざれないと判断したものは、いつ飾る予定があるのかを考えます

これは、クリスマスやハロウィンなどの季節ものの飾りはわかりやすいと思います。

判断が難しいのは壁に飾りきれなかったポスターなど、季節は関係ないけど、いま飾る場所がないといったものです。

こういった場合は、今飾っているものを1ヶ月後に交代すると決めてもよいですし、素直に飾りとしての役割を終えたと判断しても良いです。

「Yes」の場合は「セット収納」に分類されます。

「No」の場合は「思い入れはある?」に移ります。

思い入れはある?

これは、使用する場面もなく、飾りでもないモノに対してする質問です。

使用する場面もなく、飾りでもないモノであっても、思い入れのあるものは大切なものであり、捨てるべきものではありません

それは、学生自体の教科書やクラスTシャツ、もう壊れているけど初めての一人暮らしで買った思い出の時計かもしれません。

こうしたモノたちは使う予定はなくても、あなたにとっては世界で1つの大切なもので、買い直しができません。

判断基準は自分の気持ちです。家族や友人がなんと言うかではなく、自分の気持ちを最優先に判断してください。

「Yes」の場合は「思い出BOX」に分類されます。

「No」の場合は「高額なモノ?」の質問に移ります。

高額なモノ?

これは、飾る予定も使う予定も思い入れも特にないものに関してする質問です。

こうしたモノ達は捨ても良いのですが、高価なものを捨てるのは勇気がいりますよね。

この場合、売却が可能かを考えてみましょう。

もし、売るか捨てるか迷った場合は以下の記事を参考に判断していきましょう。
参考:断捨離した物は売るよりも捨てるべき?迷う前に知っておきたい判断基準

「Yes」の場合は「売却」に分類されます。

「No」の場合は「ゴミ箱」に分類されます。

分類結果についての解説

ここでは分類結果について解説します。

個別収納

分類結果です。

日常的に使用するモノたちがここに分類されます。

家の中で最も使いやすい位置に収納することをおすすめします。

毎日使うものであれば、あえて出しっぱなしにしておくのも良いでしょう。

逆に、ここに分類されないのに、出しっぱなしになっているモノは部屋が片付かない原因になっている可能性があります。こういったモノは分類し直してみましょう。

使いやすい収納の具体的な作り方は後日別の記事を作成する予定です。

次は、分類結果の「セット収納」を解説します。

セット収納

分類結果です。

日常的に使うわけではないけど、使う予定はあるモノがここに分類されます。

ここに分類される前に、使う場面を具体的にイメージしてきたと思います。

その場面ごとにまとめて収納していくのがおすすめです。

こうすることで、その場面が来たときに、モノを探しやすくなります。

例えば、スキーセットや、DIYセット、ピクニックセット、○月○日の市役所に持っていく書類セットなどができてくると思います。

セット収納の詳しい作り方は別の記事を参照してください。

次は、分類結果の「飾る」を解説します。

飾る

分類結果です。

ここは、今飾れると判断されたモノが分類されてきます。

ここに分類されたモノたちは、飾りましょう

次は分類結果の「思い出BOX」を解説します。

思い出BOX

分類結果です。

ここは、使用する場面もなく、飾りでもないが、思い入れはあって捨てられないモノたちが集められます。

これらのモノは生活していく中で必要になる機会は多くないため、収納する時には取り出しやすさを考える必要はありません

例えば、収納としては最も使いにくい押入れの奥へ収納したり、宅配型トランクルームを活用するのがおすすめです。

宅配型トランクルームサービスとは、自宅の荷物を保管のプロにあずけるサービスで、代表的なサービスはminikuraです。

思い出BOXに集まった物たちを宅配型トランクルームに預ければ、劇的に家が綺麗になりますよ。

詳細は以下の記事を参照してください。

宅配型トランクルームサービスの全体像を知りたい方はこちら:宅配型トランクルームおすすめ3選【あなたに合ったサービスはどれ?】

代表的なサービス「minikura」について詳しく知りたい方はこちら:【簡単】minikuraで家を片付けよう【口コミや評判は?】

売却

分類結果です。

ここには、使用する場面もなく、飾りでもないが、思い入れもないけど高額なモノたちが集められます。

売却の方法はいろいろありますが、量で決めるのをオススメします。

量が少ない場合はフリマアプリなどで1点づつ売却し、量が多い場合はフリマアプリでは手間が増えすぎるため、買取サービスを活用しましょう。

もし売りたいものが大量にある場合は、以下の記事を参考に買取をお願いしましょう。
参考:断捨離をグッと前に進める買取業者の選び方とオススメのお店を紹介

次は分類結果の「ゴミ箱」を解説します。

ゴミ箱

分類結果です。

ここには、使用する場面もなく、飾りでもないが、思い入れもないし、高額でもない、その名前の通り不要なモノたちが集められます。

これらは素直に捨てましょう

今回紹介した分類法でモノを分けていくと、かなりのものがゴミ箱に分類されていきます。まとめて処理する際には、一時的に大きな袋を準備しましょう

また、片付いたキレイな部屋を維持するには、不要なモノを捨てやすい環境づくりも大切です。以下の記事を参考に一度ゴミ箱を見直してみましょう。

参考:ゴミ箱は片付けの第一歩【片付いた家が外さないゴミ箱のポイント6選】

実際にモノを分類して、片付けるときのポイント

ここでは実際にモノを分類して、片付けるときのポイントついて解説していきます。

1つづつ分類していきましょう。

今回の分類法は1つ1つのモノに実施していくことをおすすめします。

例えば、同じお皿でも、毎日使うのか、特別な記念日などで使うお皿なのか、なにかの思い出が詰まっているのかなどで分類結果が変わります。

お皿という1つのくくりで、ざっくり判断はしないようにしましょう。

最初は一気に片付けない

片付けは最初は一気に片付けないことをオススメします。

物をきちんと分類するのは、慣れるまでは意外とエネルギーを使います。

例えば、同じお皿でも、毎日使うのか、特別な記念日などで使うお皿なのか、なにかの思い出が詰まっているのかなどをきちんと考える必要があるためです。

そのため、まずはきちんと分類することに慣れることを目標に1つ1つ丁寧に判断していくことをオススメします。

考え方に慣れて習慣にしてしまえば、自然と部屋は片付いて行きます

一時置き場を作る

分類したい気になるものが大量に出てきたけど、まとまった時間がとれないといったときには、一時置き場をつくり、そこにおいておきましょう。

一時置き場って何?と思った方は以下の記事を参照してください。
参考:一時置き場に必須のルール2選!片付いた家でゆっくり時間を過ごそう

これだけで、時間が空いた時にすぐに片付けを進めていくことができます。

まとめ:片付けのための分類方法を覚えて、片付け上手になろう!

今回はモノの分類方法について解説しました。

モノの分類するポイントは以下の通りです。

  • 自分の気持ち
  • 使う予定があるのか。
  • いつ使うものなのか。

今回紹介したフローチャートを活用すると、誰でも簡単にモノを分類して、片付けをスムーズに進めていくことができます。

ぜび家にある気になるものを例に分類して・収納してみてください

きっとだんだんきれいになっていく家を実感できますよ!

以上、hiroでした!

皆さんが実践している片付けの工夫も募集しています。

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